ますます銘柄ごとの方向性が明確にー2022年1月7日の日本株と今週の投資戦略

1月7日の日本株

3連休を控えた1月7日の日本株は、朝方高く始まるもすぐに失速してマイナス圏へ突入しました。引けにかけてやや戻したものの、日経平均株価の終値は前日比9円31銭安の28478円56銭でした。
TOPIXも小幅安、マザーズ指数は小幅高となりました。

値上がり銘柄1621に対して値下がり銘柄2230と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は22、年初来安値更新銘柄は116でした。

ADA指数は47.8%となり、前日の53.1%から低下しました。保有株の下落によりいくつかの銘柄を売却・損切りしたことなどによります。

株価が下がったらやるべきこと

個別銘柄をみると、好決算でネクステージ(3186)が高値更新したり、銀行株や海運株、鉄鋼株、自動車株が上昇するなど、強いものもある一方、成長株は引き続き軟調なものが目立ちました。

今年に入ってからの新たな二極化(割安株・景気敏感株が強く、成長株が弱い)がますます明確化しているように感じます。アメリカの10年物国債をみても、利回りが直近高値を超えてきており、新たな上昇ステージに入りつつあります。
ちょうど1年ほど前の時期も、同様にアメリカ10年物国債利回りが上昇し、割安株・景気敏感株が強く、成長株が弱いことが数ヶ月続きましたが、これと同じようなことが足元でも起こっているように感じます。

ただ、今年に入っての新たな二極化の進展がかなり急速だったこともあり、気がついたらすでに買いたい株がかなり上昇してしまっており変化に対応できなかった、という方もいると思います。
そのような状況で株価が下がってきたときは、移動平均線からのかい離が小さくなったのを見計らって買うタイミングといえます。無論、マーケット環境が悪化して、そこからさらに株価が下がって移動平均線割れとなれば損切り・撤退となります。

週明けのアメリカ株は大きく下落し、日経平均先物も大きく下がっていますので、買いたかったけれどもすでに株価が大きく上昇してしまったという銘柄が安く買えるチャンスが来るかも知れません。

株価が下落したときは、保有株が移動平均線割れになったら売却するのとともに、買えていなかった株が移動平均線に接近して買える状況になったら買う、という2つの目線を持つようにするとよいでしょう。これを繰り返していると、自然と強い銘柄のみを保有し、弱い銘柄を手放すことができます。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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