状況一段と悪化ー2021年11月10日の日本株

11月10日の日本株

11月10日の日本株は、寄り付きから弱含み、後場に入ると一段安となりました。日経平均株価の終値は前日比178円68銭安の29106円78銭でした。
TOPIXも下落しましたが、マザーズ指数は上昇しました。

値上がり銘柄1612に対し値下がり銘柄2200と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は32、年初来安値更新銘柄は145でした。

ADA指数は23.7%となり、前日の44.0%から大きく低下しました。25日移動平均線割れの保有株の売却、新規空売りのほか、株価が伸びない銘柄を中心に意識的にポジションを落としました。

年初来安値更新銘柄の増加が顕著

個別銘柄をみると、SREホールディングス(2980)、FRONTEO(2158)、ケイアイスター不動産(3465)など高値更新となる銘柄もありましたが、それよりも年初来安値更新銘柄が145にも上っていることを注視する必要があります。

日経平均株価は25日移動平均線を割れていませんが、個別銘柄はかなり弱く、25日移動平均線を明確に割れているものの方が多い状況です。

足元は、決算発表シーズンのため、決算発表後の株価の乱高下が生じており、やりにくい展開ですが、株価が大きく変動する最大の要因である決算発表が済んだ銘柄については、マーケット全体が軟調な局面であっても、買い仕込んでいってよいと思います。

ただ、ポジション調整によりリスク管理は行うべきで、今のように下降トレンド銘柄の方が圧倒的に多いようなときに、投資可能資金の大部分をつぎ込むのはリスクがかなり高いです。
ADA指数は私が投資可能資金のうちどのくらいの割合を株式に投資しているかを表すものですが、これを参考にしていただきながらご自身のポジションを構築いただいても良いと思います。

決算発表シーズンが過ぎ、上昇トレンド銘柄を素直に買っていけるようになるまでもう少しですので、それまではくれぐれも無理のないようにしましょう。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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