10月29日の日本株
週末かつ月末の10月29日の日本株は、日経平均株価が朝方急落して28500円割れとなるも、そこから一気に29000円まで戻す不安定な動きとなりました。終値は前日比72円60銭高の28892円69銭でした。
TOPIXは小幅安、マザーズ指数は下落しました。
値上がり銘柄1767に対し値下がり銘柄2004とやや値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は35、年初来安値更新銘柄は86でした。
ADA指数は34.8%となり、前日の36.1%から少し低下しました。上昇トレンド銘柄の買い、移動平均線割れ銘柄の売却、新規空売り、空売り銘柄の買い戻しなど色々行った結果、トータルのポジションはほぼ変わらずといった結果になっています。とにかく株価の細かい上下動に振り回される状況が続いています。
引き続きポジションを膨らませないようにしつつ変化を待つ
個別銘柄をみると、リクルートホールディングス(6098)など高値更新となる銘柄もわずかにありましたが、年初来安値更新銘柄が引き続き年初来高値更新銘柄を上回るなど、全体的に見れば弱い動きです。
ただ、日経平均株価が明確に25日移動平均線を割れたかと思えば急速に戻して再び25日移動平均線を超えてきたりと、25日移動平均線を挟んで行ったり来たりの動きとなっており、非常にやりにくい状況です。25日移動平均線を挟んで上昇と下落を繰り返し、動けば動くほど小さな損失が積み重なる、ストレスのたまる相場です。
その一方、長期本格上昇の初動に乗るためには、このような横ばいトレンドであってもある程度の数量は株を保有していないと乗り遅れてしまう可能性が高まってしまいます。
このように、細かな損失を避けるために今はポジションを極力少なくするのか、株価上昇の初動に乗れるようにするために横ばいトレンドであってもある程度のポジションを持っておくのか、二律背反の選択を迫られることになります。
その点私は、どちらに転んでも致命的なダメージを受けることがないよう、どっちつかずではありますが、ポジションをあまり膨らませないようにしつつ、上昇トレンド銘柄は保有していくという戦術を取っていくつもりです。
日経平均株価でいえば、10月20日につけた29489円11銭を超えてこなければ新たな上昇相場には向かわないことから、まずはこの水準を超えることができるかどうかに注目していきたいと思います。
衆議院選挙は無難な結果に終わりましたから、それを好感する買いが入るかどうかにも要注目です。
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