日経平均株価大幅反発ー2021年8月2日の日本株

8月2日の日本株

週明け8月2日の日本株は朝から大きく上昇して始まり、その後を上げ幅を広げる展開となりました。日経平均株価の終値は先週末比497円43銭高の27781円02銭でした。
TOPIXも大幅高となりましたが、マザーズ指数は小幅高にとどまっています。

値上がり銘柄2739に対し値下がり銘柄1155と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は97、年初来安値更新銘柄は44でした。

ADA指数は29.4%となり、先週末の24.1%から上昇しました。新規買いはあまりしませんでしたが、空売りの買い戻しを余儀なくされたものが多かったです。

明確なトレンドが出にくい

個別銘柄をみると、日本郵船(9101)、商船三井(9104)、川崎汽船(9107)の海運大手3社が揃って高値更新、それ以外にもベネフィット・ワン(2412)、オープンハウス(3288)、フジミインコーポレーテッド(5384)、前田工繊(7821)などが高値更新となっています。

一方で、日経平均株価が500円も上昇したにもかかわらず値下がり銘柄は1000を超えていて、かつ今まで弱かった銘柄群が上昇、強かった銘柄群が下落しています。私は強い銘柄を買い、弱い銘柄を空売りするというロング・ショート戦略を行っていますので、この状況はかなり厳しいものとなっています。

もともとは二極化相場の進展により、強い銘柄はより強く、弱い銘柄はより弱くなることを想定してロング・ショート戦略をしているわけですが、強い銘柄が弱くなり、弱い銘柄が強くなるとダブルで損失を被ることになるため、足元では空売りの方はあまり積極的には行わない方がよいように感じています。逆に、弱かった銘柄群が25日移動平均線を超えたところで買ってみることも検討しています。

先週末に日経平均株価が直近安値を割り込み、いよいよ明確な下落となるかと思っていましたが結局月曜日は大幅高となりました。安値更新後すぐに反発する、でも直近の高値超えまでは行かない・・・という非常にやりにくい株価の動きになっています。

株価下落が続くのであれば、株を売って上昇に転じるまで待てばよいですし、株価上昇が続くのであれば、上昇トレンドの株を持ち続けていればよいので楽です。でも今年は、株価が下落したと思ったら反発し、高値を超えるかなと思ったら反落し、というのを半年間ずっと続けています。これでは上昇トレンドになった株を買ってもすぐ損切りになり、その後再度上昇したところで買い直し、また下がって損切り・・・というループになってしまいます。

つまり、動けば動くほど損をするというのが明確なトレンドが出ていないときの特徴なので、ポジションを小さくして大きく負けないようにするのが有効です。もし勝負に行くときは、失敗したときにまとまった損失が生じてしまうことを覚悟したうえで勝負してください。
あとは、買いタイミングをシビアにし、買いタイミングを逸したな、と思ったら安易に飛びつかずにあきらめるというのも重要です。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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