弱い銘柄が目立つー2021年10月28日の日本株

10月28日の日本株

10月28日の日本株は、寄り付きから下落して始まり、終日軟調な展開となりました。日経平均株価の終値は前日比278円15銭安の28820円09銭でした。
TOPIXも下落しましたがマザーズ指数は上昇しました。

値上がり銘柄1739に対し値下がり銘柄2053とやや値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は34、年初来安値更新銘柄は101でした。

ADA指数は36.1%となり、前日の39.5%から低下しました。値下がりにより売却した銘柄もある一方、株価上昇によりヘッジの空売りを買い戻したり新規買いをしたものも、さらには新規空売りをしたものもあります。銘柄ごとに値動きがマチマチなのでこちらとしても買うものと売るものが混在しているという感じです。

全体的に見れば弱い相場だが

個別銘柄をみると、トーメンデバイス(2737)、ジェイリース(7187)、GenkyDrugStores(9267)など高値更新となる銘柄も散見されるなど、強い銘柄も結構ある一方、年初来安値更新銘柄も100を突破するなど、それ以上に弱い銘柄が多い印象です。

日経平均株価は再度25日移動平均線近辺まで下がってきましたが、個別銘柄は25日移動平均線どころか上述のように年初来安値更新となるものも多く、全体としてみれば弱い相場です。

したがって、強い銘柄に投資するのはよいですが、弱い銘柄に投資して損切りできずに含み損を膨らませるような状況は非常にまずいと思います。日経平均株価がまだ25日移動平均線近辺にあるのに、25日移動平均線をはるかに下回って年初来安値を更新しているということは、仮にここから日経平均株価が25日移動平均線割れとなったら、そうした弱い銘柄はもっと下がる可能性が高いです。

私自身、ADA指数がまだ40%近くあるということは、結構な数量の銘柄を買っているということです。それらの銘柄は例外なく全て25日移動平均線を株価が上回っている上昇トレンドの銘柄です。それでも日々そうした銘柄の中から株価が下がって脱落していくものも数多くありますので、なかなか利益を得るのは難しい状況です。

つまり、上昇トレンドの強い銘柄のみを買うようにしても利益が得られないわけですから、下降トレンドの弱い銘柄を買って保有を続ければ、どんどん損失が膨らんでしまうのが今の状況ということです。

騰落レシオからみても、いつ反発してもおかしくないですが、やはり下降トレンドの弱い銘柄への投資は控える方が安全だと思います。

無料メール講座:「上位10%の負けない株式投資」

~上位10%の投資家だけが知っている教科書に載っていない負けない投資術~

株式投資でなかなか成果が出せずに悩んでいる方・必見!

株式投資で負けないために必要な知識・情報・テクニック・ノウハウをお伝えします。

イベント、セミナー、勉強会等の情報も優先的に発信します。

↓ぜひコチラから登録してください。↓

足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

関連記事