日経平均株価大幅安で急速に状況悪化ー2021年10月21日の日本株

10月21日の日本株

10月21日の日本株は朝から小安い展開で、日経平均株価が後場に入ると大きく売られ、終値は前日比546円97銭安の28708円58銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も大幅安となりました。

値上がり銘柄755に対し値下がり銘柄3076と全面安に近い展開、年初来高値更新銘柄は19、年初来安値更新銘柄は24でした。

ADA指数は36.5%となり、前日の50.7%から大きく低下しました。25日移動平均線を割り込む銘柄につき売却したことなどによるものです。

状況は一気に悪化した

個別銘柄をみると、目立つのが19日、20日あたりで25日移動平均線を超えたにもかかわらず、21日の下落で一気に25日移動平均線を割り込むという形のものです。中にはレーザーテック(6920)のように20日の時点で25日移動平均線を明確に超えかなり上昇していた銘柄についても、21日に大きく下落して割り込んでしまうものもあり、日本株全体としてかなり弱い動きに感じました。

私は19日の時点でADA指数が68.0%まで上昇していて、勝算はあまり高くないと思いつつも25日移動平均線超えの銘柄がかなり増えてきたのでかなり買いポジションを膨らませたわけですが、21日の下げでこれがほぼ失敗となりました。現時点でADA指数は36.5%ですが、ここから少し株価が下がるだけで25日移動平均線を割り込んでしまう持ち株もかなり多く、下げ止まらなければ再びマイナス圏に突入してしまう可能性も大いにあります。

日経平均株価自体が、20日に25日移動平均線超えを果たした翌日の21日に大幅安となっていて、戻り高値をつけた形となっています。20日の高値を更新しなければ弱気継続という形となりました。

騰落レシオが73.6%まで下がっていて、いつ反発してもおかしくない状況ではありますが、さすがにここから株価上昇を決め打ちするのは怖いので、日経平均株価が20日の高値を超えるまではあまり無理をせずポジションを小さめにして様子を見たいと考えています。

しかし、21日の下げもなかなかえぐいものがありましたし、保有株についてはあらかじめ逆指値の売り注文を入れておかないと、かなり25日移動平均線を割り込んだ後に損切りということになりかねないと感じています。したがって、現在保有している銘柄も、25日移動平均線を明確に割れたところで確実に売却できるようにし、大きな損失を回避しようと思います。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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