10月13日の日本株
10月13日の日本株は、寄り付き安く始まった後急速に切り返してプラス圏に到達したものの、すぐ再び売られる展開となり、日経平均株価の終値は前日比90円33銭安の28140円28銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も下落しました。
値上がり銘柄1196に対し値下がり銘柄2607と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は24、年初来安値更新銘柄は72でした。
ADA指数は11.5%となり、前日の14.2%から低下しました。保有株の一部を売却したことなどによるものです。
8割方は下降トレンドのまま
個別銘柄をみると、オープンハウス(3288)、アンビスホールディングス(7071)など高値更新となる銘柄もありますが、多くは弱い動きで、私がウォッチしている約400銘柄も、8割方は下降トレンドという状況です。
また、日経平均株価もかろうじて5日移動平均線を上回っているような状態で、そこからさらに25日移動平均線を目指して上昇していくような力強さは今のところ見られません。
年初来安値更新銘柄の方が年初来高値更新銘柄を上回っている状態が続いていますし、基本は攻め時ではないというのが常識的な考えです。
もちろん、上昇トレンドの強い銘柄は保有していて問題ないのですが、新たに25日移動平均線を超えた銘柄を買ってもすぐ失速して損切りとなることがかなり多いので、結局はトータルすると利益を取れない状況です。
また、25日移動平均線を待たずして、底打ち直後の買いを狙うというやり方もありますが、ここまでの個別銘柄の動きを見る限り、それも上手く行かないといった感じです。
とにかく、利益を得ようと積極的に動けば動くほど、逆に損切り等による損失が積み上がっていってしまうのが現状です。引き続きポジションは小さめにしながら次のチャンスを待つようにしましょう。
足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。