日経平均株価が25日移動平均線割り込みー2022年12月2日の日本株と今週の投資戦略

12月2日の日本株

12月2日の日本株は、寄り付きから大きく下落し、その後も下げ幅を広げる展開となり、日経平均株価は1か月強ぶりに25日移動平均線を割り込み、終値は前日比448円18銭安の27777円90銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も下落しました。

値上がり銘柄814に対し値下がり銘柄3142と全面安に近い展開、年初来高値更新銘柄は9、年初来安値更新銘柄は24でした。

ADA指数は20.0%となり、前日の39.9%から大きく低下しました。保有株の売却に加え、下降トレンド銘柄の新規空売りを実行したことによります。

週末の先物の動きで微妙な状況に

個別銘柄を見ると、久しぶりに年初来高値更新銘柄数を年初来安値更新銘柄数が逆転し、また実際に下降トレンドに転じる銘柄が一気に増加し、弱気相場入りの可能性を感じさせる動きとなりました。

ただ、日経平均先物は、週末のアメリカ雇用統計にアメリカ株が反応し下げたことに伴う下落で、一時25日移動平均線を大きく割り込みましたが下ヒゲを付けて戻っており、ここから再度25日移動平均線を回復する可能性も高まっています。

また、テクニカル指標では短期的には売られ過ぎの水準を示唆しており、再び移動平均線超えになる可能性も高いと感じます。

ただ、個別銘柄は日経平均株価より弱い動きとなっているものが目立っているため、買うのはあくまでも上昇トレンドの銘柄のみとし、弱い銘柄をいつまでも抱え込むのは避けるようにするのが無難です。

個人的には下方向への変化に備え、空売りを少し多めに積んでみましたが、反発したら撤退します。

当面は、日経平均株価の25日移動平均線を挟んだ攻防が上下どちらへの動きになるかを注目したいと思います。

無料メール講座:「上位10%の負けない株式投資」

~上位10%の投資家だけが知っている教科書に載っていない負けない投資術~

株式投資でなかなか成果が出せずに悩んでいる方・必見!

株式投資で負けないために必要な知識・情報・テクニック・ノウハウをお伝えします。

イベント、セミナー、勉強会等の情報も優先的に発信します。

↓ぜひコチラから登録してください。↓

足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

関連記事