上昇トレンド銘柄が増加ー2021年8月27日の日本株と今週の投資戦略

8月27日の日本株

週末8月27日の日本株は、朝方売り込まれて日経平均株価は27500円を割り込む場面もありましたが、その後は下げ渋り、終値は前日比101円15銭安の27641円14銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も下落しました。

値上がり銘柄1692に対し値下がり銘柄2047とやや値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は31、年初来安値更新銘柄は30でした。

ADA指数は58.2%となり、前日の59.4%から少し低下しました。新規買いも少し行いましたが、25日移動平均線割れの保有株の売却も少しあったため、トータルでは若干のマイナスとなっています。

とりあえず勝負になりそうな雰囲気にはなった

個別銘柄をみると、オークネット(3964)、アンビスホールディングス(7071)、Genky Drug Stores(9267)などが高値更新となりました。
また、海運株が一斉に上昇し、商船三井(9104)や川崎汽船(9107)が直近高値を超えてきました。

全体的に見れば、まだまだ下降トレンドの銘柄の方が多く、上昇トレンド銘柄は全体の3分の1ほどと思われますが、それでも上昇トレンド銘柄は先週末に比べればかなり増えました。そのため、私自身もADA指数が先週末の9%から今週末は59%に急激に増加していることからも分かるように、かなりの数量を買い仕込みました。
ちょっと買いすぎの感もありますが、ここからの本格的な上昇を期待し、勝負に出ています。今のところはかなりの含み益の増加につながっていて、4月中旬ごろの水準にまで戻りました。もちろん、ここから株価がしぼんでしまえば元の木阿弥ですが、途中経過としては順調です。

相変わらず二極化相場が続く中、少しずつではありますが上昇トレンドに転じる銘柄が増えてきています。その中でも目立つのが、マザーズ銘柄です。日経平均株価は週末時点で25日移動平均線近辺でモタモタしていますが、マザーズ指数は2週間弱で10%の上昇をみせていて、個別銘柄の中にも大きく反発しているものが目立ちます。

ただ、マザーズ銘柄の多くは、昨年バブル気味に大きく上昇した後、今年に入って大きく下落したものが多く、すでに天井を付けている可能性も高いので、短期間に急騰するようなことがあれば、利食い優先で考えています。

一方で、1週間で株価が逆に下落したものもあり、下降トレンドが継続しているものについては、少量ながら新規の空売りも検討しています。

日経平均株価が上昇しなくてもマザーズ指数が上昇すれば、利益を伸ばす余地は十分あるので、今週は引き続きマザーズ指数に注目していきたいと思います。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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