8月20日の日本株
週末8月20日の日本株は、朝からじり安の展開となり、日経平均株価は直近安値を明確に割り込みました。終値は前日比267円92銭安の27013円25銭でした。
TOPIXも下落しましたが、マザーズ指数は小幅上昇となっています。
値上がり銘柄1097に対し値下がり銘柄2767と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は25、年初来安値更新銘柄は226に達しています。
ADA指数は9.0%となり、前日の18.9%から低下しました。下降トレンドになった保有株の売却や、新規空売りを行ったことなどによります。それでも、上昇トレンド銘柄の保有株も意外とあります。
ダラダラとした下げがいつまで続くか
個別銘柄をみると、ラクス(3923)、ベネフィット・ワン(2412)、JMDC(4483)、SHIFT(3697)など高値更新となる銘柄もありましたが、大部分の銘柄は下降トレンドで、年初来安値更新銘柄も200を突破しています。全体の9割ほどは下降トレンドと思われ、どこからどう見ても日本株は下げ相場です。
そして、金曜日は唯一気を吐いている海運株も軒並み大幅安となりました。
日経平均株価の今年に入ってからのチャートをみていただくと分かる通り、非常にゆっくりとした、ダラダラとした下げが続いています。これがもう少し下げのスピードが速ければ、個別銘柄の株価のトレンドも明確になるのでやりやすいのですが、いかんせん上がったり下がったりしながら少しずつ下げていくので、買ったら下がり、売ったら上がり、結局余計な損失が積み上がるというストレスがたまる状況が続いています。
それでも、騰落レシオは76.3%とかなりの低水準にまで下がっていますし、大きな下げにならないということは裏を返せば底堅いというようにも取れますので、ここから絶対下方向に向かうとは決めつけず、自然体で株価の動きに合わせた行動を取るようにしたいと思います。そのためには上昇トレンドの強い銘柄はしっかり保有し、空売りできるのであれば下降トレンドの銘柄を空売りし、かつ全体のポジションは抑えめにして変化の兆しを待つのが無難だと思います。今後の株価の先行きを予測して勝負に行くのはリスクが高い行為です。
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