7月12日の日本株
7月12日の日本株は寄り付きから大きく上昇して終日強い展開でした。日経平均株価の終値は先週末比628円60銭高の28569円02銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も大幅に上昇しました。
値上がり銘柄3277に対し値下がり銘柄646と全面高に近い展開、年初来高値更新銘柄は78、年初来安値更新銘柄は7でした。
ADA指数は36.8%となり、先週末の12.0%から大きく上昇しました。先週末にかけて売却した銘柄の買い直しや、空売り銘柄の買い戻しなどを行ったことによります。まだ空売り銘柄もそれなりに残っていますが、ここからさらに上昇すれば買い戻します。
強い銘柄は次々と高値更新
個別銘柄をみると、まだ日経平均株価は25日移動平均線を回復できていないにもかかわらず、高値更新した銘柄がかなり出てきています。私自身、上昇トレンドの強い銘柄のみ保有していますので、西松建設(1820)、ウエストホールディングス(1407)、ネクステージ(3186)、SHIFT(3697)、マネーフォワード(3994)、KeePer技研(6036)、ミダック(6564)、図研(6947)、前田工繊(7821)など持ち株が次々と高値更新となりました。
一方、空売りしている銘柄は相次いで損切りとなっておりますが、これは仕方ないと思っています。金曜日の時点では下方向に向かう可能性が高かったので、強い銘柄は保有する一方、弱い銘柄は空売りするというロング・ショート戦略を取っていましたが、この戦略は株価が全面高になると空売り銘柄の上昇により損失が発生します。
でも、上昇トレンドの強い銘柄をある程度保有しているため空売り銘柄の損失もカバーできますし、もしここから全面高の相場になれば、上昇トレンドに転じた銘柄も含め、買いポジションを膨らませていくことによりしっかりと利益を得ることができます。
要は、その時々の状況に合わせて適切な行動することが重要であり、金曜日のように株価が大きく下がったときに「もうだめだ!!」と全部の銘柄を売るのも良くないし、「ここから反発するはず!」と強気で買い向かうのも良くないと思っています。
これから株式市場は大荒れとなるときもあるでしょう。どんな状況になっても生き残るためには、将来を決めつけるのではなく、株価がどう動いても対応できるルール作りとその実行がカギになります。
ひとまず下げ止まりましたから、この上昇がいつまで続くかに注目です。日経平均株価が恒常的に25日移動平均線を超えてくるようであれば、個別銘柄にもかなり期待が持てると思います。
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