日経平均株価は再び下向きか?ー2021年7月6日の日本株

7月6日の日本株

7月6日の日本株は、日経平均株価が上昇したものの上値は重く、終値は前日比45円02銭高の28643円21銭でした。
TOPIXも上昇しましたがマザーズ指数は下落しました。

値上がり銘柄1992に対し値下がり銘柄1749とほぼ拮抗、年初来高値更新銘柄は68、年初来安値更新銘柄は42でした。

ADA指数は47.9%となり、前日の44.2%から少し上昇しました。空売り銘柄の一部が強かったため買い戻しを行ったことなどによります。引き続き買いの方が空売りより多いロング・ショートです。

とにかく大きく負けないことが大事

個別銘柄をみると、物語コーポレーション(3097)、ラクス(3923)、イビデン(4062)、ミダック(6564)など、引き続き強い銘柄は高値更新となっています。その一方で、右肩下がりにずっと下げ続けている銘柄もあります。

また、昨晩のアメリカ株が下げており、シカゴ日経平均先物も28300円台まで下げています。7日は寄り付きから大きく下げて始まりそうです。日経平均株価の短期的なトレンドは再び明確な下向きになりつつあります。

毎日申し上げていることですが、今は二極化相場で強いものしか上がらないので、弱い銘柄を抱えて含み損が拡大するのを我慢する、ということが絶対してはならないことです。

私は株式投資で最も重要なのは「大きく負けないこと」だと常日頃から思っていて、特に暴落、急落、〇〇ショックや、長期間にわたる下落相場で大きく負けないようにはどうすればよいか、という点から投資行動を考えています。

値下がりが続く弱い銘柄というのは、要は日本株のメインプレイヤーである外国人とか機関投資家、投資信託が買っていないわけです。そして今は二極化相場とはいえ、日経平均株価も中長期的な下降トレンドにあるわけではなく、相対的には悪くないマーケット環境なのです。

そんな悪くないマーケット環境で含み損が日々増えていくような投資方法を取っていると、マーケット環境が明確に悪化したときは、とてつもない損失に膨れ上がる危険性がある、という点は良く理解しておかなければなりません。

バブル崩壊後とか、リーマン・ショックのときの株価の推移をよく振り返っておくことをお勧めします。「これほどまでに下がるのか」と驚くことでしょう。確かに、下げに耐えればその後再び上昇するかもしれませんが、買値までは戻らないかもしれません。また、暴落に耐えられず、最も売ってはならないタイミングで投げ売りしてしまうかもしれません。そして何よりも、下げに耐えるのではなく下げ始めにさっさと売却して大きな下落をやり過ごし、底打ち後の反発を見極めて買い直した方が精神的にも、実利的にもはるかにプラスになるはずです。

現時点でマイナスが膨らんでいるという方は、本格的な下げ相場が到来したらまず生き残れないということをよく認識し、下げ相場が来る前に正しいやり方、つまりどんなにひどいマーケット環境でも大きく負けない、生き残る手法を身に付けておいてください。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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