まだまだ全面高には程遠いが悪くはないー2021年6月15日の日本株

6月15日の日本株

6月15日の日本株は、朝から上昇して始まり、その後も強含みで推移しました。日経平均株価の終値は前日比279円50銭高の29441円30銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も上昇しました。

値上がり銘柄2137に対し値下がり銘柄1632とやや値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は73、年初来安値更新銘柄は34でした。

ADA指数は72.7%となり、前日の69.8%から少し上昇しました。上昇トレンドの銘柄を新規買いしたことなどによります。

上昇する株に淡々とついていく

個別銘柄をみると、ベネフィット・ワン(2412)、ビューティガレージ(3180)、ミダック(6564)、テラプローブ(6627)、日本郵船(9101)などが高値更新となっています。
日に日に上昇トレンドの銘柄は増えてはいますが、まだまだ下降トレンドのままの銘柄も多く、二極化相場はまだ続いているという印象です。

下降トレンドにある銘柄を「割安だ」と思って買っている人は、全くと言ってよいほど儲かっていないのでは、と思いますが、そもそも下降トレンドにある銘柄を買うことが間違っていると私は思います。

誰か大口の投資家が買っているから上昇トレンド、大口の投資家が売っているから下降トレンドになるわけで、それならば大口の投資家が買っている銘柄を私たちも買う方が良いに決まっています。

ですから、今に限らずいつであっても、上昇する株を買い、それが上昇トレンドを続ける限り持ち続けてその上昇に淡々とついていくことが重要で、この根本が理解できないと株式投資で成功するのは難しいと思います。

今は利益を増やすことができる状況ですから、逆に損失を膨らませているという方は、早急にご自身のやり方を見直しすることをお勧めします。まずは、下降トレンドの銘柄を買わないことから始めてみてはいかがでしょうか。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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