利益が得やすい状況にー2021年6月14日の日本株

6月14日の日本株

6月14日の日本株は、大きく上昇してスタートし、その後も日経平均株価は終日29000円台をキープしました。終値は先週末比213円07銭高の29161円80銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も上昇しました。

値上がり銘柄2068に対し値下がり銘柄1720とやや値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は72、年初来安値更新銘柄は43でした。

ADA指数は69.8%となり、先週末の67.4%から少し上昇しました。上昇トレンドで買っておきたい株は買うようにしていますが、これ以上ポジションが膨らまないようにも注意しています。

利益は出ていますか?

個別銘柄をみると、日本郵船(9101)、商船三井(9104)、川崎汽船(9107)の海運大手3社が高値更新でそろい踏み、ビューティガレージ(3180)、SREホールディングス(2980)なども高値更新となっています。

また、軟調だった成長株の反発も続いており、かなり利益が出やすい状況になってきました。

騰落レシオも90%台で、過熱感は全くありません。このまま騰落レシオが130%くらいまで上昇してくれれば、その間個別銘柄の株価もかなり上昇するはずですので、大いに期待したいところです。

6月に入り、大きく取れるというほどではないにしろ、利益(ここでいう利益は、実現損益と含み損益の合計)は着実に増やせるマーケット環境になっています。
もし、6月の成績がマイナスであるなど振るわないという場合は、ご自身の投資行動を振り返って、何か問題がなかったかを確かめてください。投資している銘柄が上昇していないか、売買のタイミングが良くないかのいずれか、もしくはその両方が原因になっているはずです。

投資している銘柄が上昇していないというのは、上昇トレンドではなく、下降トレンドの銘柄に投資しているため、という可能性が高いです。基本的にはまだ二極化相場ですので、上昇トレンドにある強い銘柄に投資しないと、利益を伸ばすどころか、損失が膨らんでしまう恐れもあります。

逆張りでうまく行っている方はそれを続けていただければよいですが、うまく行かない、という方は、順張りで上昇トレンドの銘柄に乗ることを意識して投資してみてください。順張りであれば、6月に入ってからの投資成績はプラスになっているはずですので。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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