大幅続落で日経平均株価ボックス下限割れー2021年5月12日の日本株

5月12日の日本株

5月12日の日本株は、朝方高く始まったもののすぐに下げに転じ、後場には日経平均株価が一時28000円割れとなりました。終値も前日比461円08銭安の28147円51銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も大幅続落となりました。

値上がり銘柄661に対し値下がり銘柄3290とほぼ全面安、年初来高値更新銘柄は35、年初来安値更新銘柄は308にまで急増しました。

ADA指数は7.6%となり、前日の32.2%から大きく低下しました。保有株の多くが25日移動平均線を割り込んだため売却したことによります。現状は買いでの保有株と純粋な空売り銘柄の両方があります。

短期的には下げ止まる可能性が高いが・・・

個別銘柄をみると、ベイカレント・コンサルティング(6532)など高値更新となる銘柄もありましたが、それ以上に年初来安値更新銘柄が308にまで急増しました。

GW明けの2日間が強く、強気に傾きかけましたが、11日、12日の大幅な下落で上昇が帳消しになり、再びさらなる下落に警戒すべき動きとなりました。

日経平均株価が3回守ってきた28500円どころのボックス下限を明確に下回っていることも大いに警戒すべき動きです。

さすがに2日連続大幅安なので、明日も大幅安で始まれば、いったんは下げ止まる可能性が高いです。しかし、それが下降トレンドを上昇トレンドへ転換させるだけの反発力があるかどうかは不明です。

したがって、例え明日の朝方大きく下落しても、私は下降トレンド銘柄は買い向かわないつもりです。一方、下落後の反発で25日移動平均線を再び超えてくるような銘柄の買い直しや、25日移動平均線超えをずっとキープできている強い銘柄の押し目買いは行う予定です。

確かに2日間で大きく下げましたので、巷では「絶好の買いチャンス」とみる向きも多いです。しかし、もし今がバブル崩壊の入り口で、日経平均株価が20000円割れに向かう途中だとしたら、こんな高いところで買ったらとんでもないことになります。

あくまでも下降トレンドの銘柄は、株価下落で割安になったとしても安易に買わないことが、大ケガを避けるためには重要です。あまりバブル崩壊を舐めない方が身のためです。

私はあくまでも淡々と、株価が下がっている間は手を出さず、反発して移動平均線を超えてから買うようにします。だから私の手法は下げ相場にめっぽう強いのです。上げ相場でどんなにうまくいっても、下げ相場ですべて吐き出してしまえば意味がありませんから。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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