一気に景気敏感株へシフトかー2021年5月6日の日本株

5月6日の日本株

5連休明けの5月6日の日本株は、寄り付きから高く始まり、その後も大きく上昇しました。日経平均株価の終値は先週末比518円74銭高の29331円37銭でした。
TOPIXも大幅高となりましたが、マザーズ指数は1%超の下落となっています。

値上がり銘柄2683に対し値下がり銘柄1206と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は68、年初来安値更新銘柄は60でした。

ADA指数は39.5%となり、先週末の26.2%から大きく上昇しました。景気敏感株中心に25日移動平均線を超えたものが多く出現したため、それらを新規買いしたことが主な理由です。

25日移動平均線超え直後の初動はひとまず乗ってみる

個別銘柄をみると、東京製鐵(5423)や日本郵船(9101)、商船三井(9104)、川崎汽船(9107)の大手海運株などが高値更新となっています。もともと鉄鋼株と海運株は上昇トレンドの強い動きが続いていましたが、本日の上昇でさらに一段上に突き抜けた感じです。
それ以外も、商社株、重工株、銀行株などから25日移動平均線超えとなる動きが目立っていて、しばらくお休みしていた景気敏感株・割安株に一気に資金が流入した感じです。

一方、マザーズ指数は下落するなど中小型成長株は引き続き弱く、ハイテク株も弱いものが目立ちます。

再び景気敏感株・割安株優位の流れが来るかは今のところ分かりませんが、新たな上昇の初動の可能性がありますし、初動に乗れば上手く行った場合かなりの利益が取れる一方損切りとなった場合も小幅損失で抑えられます。したがって、25日移動平均線超え直後は低リスクで高リターンが狙える割の良いタイミングだと思います。

もし、このタイミングを見送り、明確な上昇トレンドに転じたのを確認してから買った場合、現時点の株価より10%~30%くらいは高いところで買わざるをえなくなります。そして、株価が上昇している分下落のリスクも高まります。

であるならば、安く買えて、損失のリスクも小さい25日移動平均線超え直後の買いが安全性の高いタイミングだといえます。

明日以降の株価の動きを見てみないとなんとも分かりませんが、株価の方向性が分かってから動くのでは遅いです。私は景気敏感株・割安株の再びの上昇に、できるだけ安く買えてリスクも比較的小さい、25日移動平均線超え直後でベットすることを選択しましたし、明日以降25日移動平均線を超えてくる景気敏感株・割安株があれば、ある程度まとまった資金を投入してみようと考えています。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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