4月26日の日本株
週明け4月26日の日本株は、後場にかけ上昇したものの上値は重く、日経平均株価の終値は先週末比105円60銭高の29126円23銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も上昇しました。
値上がり銘柄1964に対し値下がり銘柄1848とほぼ拮抗、年初来高値更新銘柄は36、年初来安値更新銘柄は88でした。
ADA指数は38.2%となり、先週末の38.1%とほぼ変わらずでした。上昇トレンド銘柄を買い、下降トレンドになった持ち株を売った結果、トータルではポジションにほぼ増減がなかった、という形です。
再び年初来安値更新銘柄が増えてきた
個別銘柄をみると、ミズホメディー(4595)、ミダック(6564)など、高値更新となる銘柄もあるものの、一方で日経平均株価、TOPIX、マザーズ指数が揃って上昇しているにもかかわらず年初来安値更新銘柄が88まで増加しています。
また、全体としては上昇トレンド銘柄は全体の2~3割ほどで、残りは下降トレンドとなっており、何も考えずに保有を続けていると、じり貧になるという状況です。
上昇トレンド銘柄の方が圧倒的に少ないので、そもそも足元はガンガン利益が出る状況からは程遠いですが、下降トレンド銘柄を避けるだけで、損をしたとしても小幅な損失でとどめることができるはずです。
もし何も考えずに株を持っているままの人の4月の投資成績がマイナス7%で、下降トレンド銘柄を避け、上昇トレンド銘柄のみを保有した場合の投資成績がマイナス3%であれば、個人投資家全体に比べて投資成績が4ポイント上回っていることになります。こうしたことを何年、何十年と続けていくと、投資成績にかなりの差がつくことがお分かりいただけるでしょうか。
単に下がっている銘柄は買わない、持たない。今はまだ日経平均株価が高止まりしていますからよいですが、もしここから日経平均株価が20000円割れ、15000円割れという動きになったとしたら、下がっている銘柄を持ち続ける人はとてつもない損失になる一方、下がっている銘柄は持たないとルール化している人は擦り傷程度の損失で切り抜けることができます。
今は金融緩和でバブルになっているというのが株価上昇の原動力ですから、株価が大きく下落しても生き残れるような方策を、今のうちから身に付けておくことが、株式市場から退場させられないためには必要です。
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