4月20日の日本株
4月20日の日本株は、朝から大幅安でスタートし、その後も終日売られる展開となりました。日経平均株価の終値は前日比584円99銭安の29100円38銭でした。
TOPIXも大きく下落、マザーズ指数も下落しましたが下落率は日経平均株価よりもだいぶ小さく済んでいます。
値上がり銘柄791に対し値下がり銘柄3102と全面安に近い展開、年初来高値更新銘柄は30、年初来安値更新銘柄は82でした。
ADA指数は45.7%となり、前日の54.7%から低下しました。下降トレンドに転じた保有株を売却した一方、中小型成長株の一部を新規に買いました。
ボックス継続か、底割れか?
個別銘柄をみると、スノーピーク(7816)、マネーフォワード(3994)など高値更新となる銘柄もありましたが、総じて弱い展開でした。特にここまで25日移動平均線近辺で粘っていたものの、今日の下落で明確に下方向に向かった銘柄がかなり目立ちました。
また、指数をみても、日経平均株価やTOPIXは、本日の下落でチャート形状が大きく悪化したことが見て取れます。
また、年初来高値が30にとどまっているのに対し、年初来安値が82と、年初来高値を大きく超える水準にまで増加しました。これはかなり久しぶりのことで、マーケットの転換点で現れることが多いので十分に注意すべき事象です。
日経平均株価は現時点でボックス相場(横ばい)となっていて、28500円近辺にボックスの下限があります。この水準で下げ止まれば、再びボックスの上限を目指して上昇することが期待されますが、もし下げ止まらなければ底割れとなり、本格的な調整局面に突入する可能性が高まります。
そんな中、マザーズ銘柄など中小型成長株の一角は、強い動きを維持しています。マザーズ指数のチャートはまだ崩れていませんし、本日も小幅な下げにとどまったり、上昇したりした銘柄が目立ちました。
日経平均株価のボックス相場の底割れには注意しつつ、中小型成長株の強い動きにはある程度乗っていきたいものです。無論、アメリカ株が崩れていない中、日本だけが崩れかけているという非常に気味が悪い展開です。
ここから株価が大きく下がったとしても大きなダメージを受けないよう、売買のルールだけはしっかりと守り、塩漬け株を作らないようにしましょう。
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