日経平均株価急落ー2022年6月13日の日本株

6月13日の日本株

週明け6月13日の日本株は、寄り付きから大幅安で始まり、その後も下げ幅を広げる展開となり、日経平均株価の終値は先週末比836円85銭安の26987円44銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も大きく値下がりしました。

値上がり銘柄711に対し値下がり銘柄3178と全面安に近い展開、年初来高値更新銘柄は24、年初来安値更新銘柄は79でした。

ADA指数は21.3%となり、先週末の50.2%から大きく低下しました。保有株の売却を進めたほか、新規の空売りも行いました。現状は買い2:売り1程度の割合のロング・ショートとなっています。

ルール通り動けば急落しても大ケガしない

個別銘柄をみると、意外と値上がり銘柄も多く、上昇トレンドをしっかりキープしている強い銘柄も結構残っていますが、やはり月曜日の下落により、移動平均線割れとなったものが多数生じました。
旧マザーズ銘柄や成長株の動きが特に悪く感じたのと、非鉄金属株などインフレ相場初期に大きく上昇した銘柄群も失速していて、マーケット環境は一気に悪化しました。

日経平均株価は先週の木曜日に戻り高値をつけたあと、金曜日、月曜日のたった2日で25日移動平均線まで落ちてしまいました。そして昨晩のアメリカ株が再び急落したため、日経平均先物は26400円まで下落していて、このままだとわずか3営業日で2000円幅の下落となってしまいます。

このように、株価の大きな下落は突然起きるので、どうなったら持ち株を売るか、というルールを設定しておかないと、おそらく頭がパニックになって何も動けないと思います。その結果塩漬け株が生じてしまい、身動きがとれなくなる、というのが個人投資家が株式投資で失敗する典型パターンです。

この失敗典型パターンに該当したくないのであれば、やはり適時の売却・損切りです。ルールをしっかり決めておけば、突然の急落が起きても、淡々とルール通りに動けばよいので、小さな傷で逃げることができます。

さすがに下げ方が急ですので、下げ止まって反発してもおかしくないですが、アメリカ株の動きがかなり悪いですから、それに引っ張られてさらなる下げに見舞われる可能性も十分あります。将来の株価がどうなるかなど、誰も正確に予想できないわけですから、ルールに従って、売るべきタイミングで保有株を売ることが、下げ相場や株価急落から自分の財産を守ることにつながります。

私は塩漬け株は一切ありませんが、それはどうなったら持ち株を売却するか、損切りするかのルールを決め、それに従って動いているからです。

もし本格的な下げ相場になったら、この程度の下落では済みません。塩漬け株だらけになったらチャンスに乗ることもできなくなります。生き残りたかったら、適時の損切り、これにつきます。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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