4月8日の日本株
4月8日の日本株は、朝方やや売り込まれる場面があったものの、その後引けにかけ戻す動きとなり、日経平均株価の終値は前日比21円81銭安の29708円98銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も下落しました。
値上がり銘柄859に対し値下がり銘柄3030と全面安に近い展開、年初来高値更新銘柄は61、年初来安値更新銘柄は64に急増しました。
ADA指数は54.1%となり、前日の55.6%からやや低下しました。弱い銘柄を売り、上昇トレンド銘柄を買う銘柄入れ替えを実施した結果、トータルでは少しポジションが減少しました。
弱い株は見切らないと危ない
個別銘柄をみると、FOOD&LIFE COMPANIES(3563)、東映アニメーション(4816)、インソース(6200)、レーザーテック(6920)などが高値更新となっています。
一方で、景気敏感株に安いものがめだち、特筆すべき点は年初来安値更新銘柄が64にまで急速に増えたということです。
年初来高値更新銘柄も61ありますから、まさに強い株と弱い株の二極化が起きていることを表しています。今はどの株も全部上がるという状況ではありませんから、強い株だけ残し、弱い株はさっさと見切りを付けないと、さらなる下落で損失が拡大する危険性があります。
現在の日経平均株価が30000円近くと、高値からそれほど下がっていないのに年初来安値を更新するということは、もし日経平均株価が本格的な調整局面となれば、現時点からさらに大きく値下がりする可能性が高く、多額の含み損をかかえた塩漬け株を作ることにつながります。
個人投資家が失敗する最大の顛末は、塩漬け株を作ってしまうことです。そうなることのないように、年初来安値を更新しているような銘柄を「これから上がるはず!」と我慢して持ち続けないようにしましょう。我慢するのではなく、実際に株価が上がり始めたら買えばよいだけの話ですから。これができる人とできない人とで、投資成績に大きな差がつきますから、くれぐれも塩漬け株は作らないように、適時での早めの損切りを心掛けてください。
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