成長株・ハイテク株優位の展開ー2021年3月17日の日本株

3月17日の日本株

3月17日の日本株は、前日終値を挟んだ小動きとなり、日経平均株価の終値は前日比6円76銭安の29914円33銭でした。
TOPIXは上昇、マザーズ指数は1.5%ほどの上昇となりました。

値上がり銘柄2457に対し値下がり銘柄1371と値上がり優勢、昨年来高値更新銘柄は156、昨年来安値更新銘柄はゼロでした。

ADA指数は74.2%となり、前日の79.7%から低下しました。25日移動平均線割れの保有株を売却したほか、意識的にポジションを少し減らしています。ハイテク株や成長株が復調気味のため、それらを買うために枠を空けました。

当面は両にらみの展開か

個別銘柄をみると、オープンハウス(3288)、スシローグローバルホールディングス(3563)、日本電気(6701)など高値更新の銘柄もいくつか出ています。

全般的には、全面高に近い動きではあるものの、景気敏感株・割安株・コロナ悪影響銘柄よりもハイテク株・成長株の方が相対的に強い動きが先週後半から続いています。

ハイテク株・成長株の中からも25日移動平均線を超えてくるものが日々増加しています。

一方、景気敏感株・割安株・コロナ悪影響銘柄もここ1週間ほどは軟調な動きであるものの、その多くが25日移動平均線を超えているため、「景気敏感株・割安株・コロナ悪影響銘柄」と「ハイテク株・成長株」のどちらを重視するかが非常に悩ましいところです。

個人的には、「景気敏感株・割安株・コロナ悪影響銘柄」のウェイトが高くなっているのですが、再びここからハイテク株・成長株の流れになる可能性もあるので、ハイテク株や成長株が25日移動平均線を超えた場合は資金的に可能な範囲で買っていこうと思っています。

いまのところのイメージとしては景気敏感・割安系:ハイテク・成長株系が2:1~3:1くらいを想定しています。景気敏感が買われているからと一気に景気敏感にシフトしたり、成長株が再び買われ始めたからと今度は一気に成長株に資金を移したり、という行動はもちろん上手く成功すればよいのですが、逆の目が出た場合、ドタバタしただけで利益を取り損ねるということにもなりかねません。

したがって、私はどちらかに決め打ちはせず、景気敏感・割安系をメインにハイテク・成長株系もある程度は組入れ、どちらに転んでもなんとかなるような形のポジションを構築していこうと思っています。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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