一時大幅安も急速に切り返しー2021年3月5日の日本株と今週の投資戦略

3月5日の日本株

週末3月5日の日本株は、日経平均株価が一時600円以上売られる局面もありましたが、その後は急速に切り返し、終値は前日比65円79銭安の28864円32銭でした。
TOPIXは上昇、マザーズ指数は小幅安となりました。

値上がり銘柄2023に対し値下がり銘柄1799とやや値上がり優勢、昨年来高値更新銘柄は32、昨年来安値更新銘柄は1でした。

ADA指数は32.0%となり、前日の28.4%から上昇しました。株価下落により売却したものや、空売りしているものもありますが、景気敏感株中心に買い増しもしており、トータルして少しプラス、という感じです。

月曜日の動きに要注目

個別銘柄の動きをみると、景気敏感株は引き続き強く、ここまで売られていた成長株も朝方に安値をつけたあと切り返してプラス引けになっているものが数多くあります。
それに加え、日経平均株価自体も長めの下ヒゲをつけており、さらに月曜日朝の日経平均先物は29300円近辺の気配値となっていることから、短期的には一旦の底打ちになったと思われます。

ただ、月曜日の寄り付き近辺で戻り一杯となり、そこから再び軟調な展開になることも考えられます。したがって、何でもかんでも買ってよいというわけではなく、やはり買うならば上昇トレンドの銘柄に絞って買うべきです。そして高値掴みには十分注意し、ダメならルール通りの損切りを確実に行うようにしましょう。

あと、NT倍率が直近で急低下していて、個人投資家には利益が得やすい環境になりつつあります。この動きが強まれば、日経平均株価はあまり上昇しない一方、中低位株、景気敏感株を中心とした個別銘柄は逆行高となる可能性もあり、注目しています。

過去の経験則上、アメリカの長期金利上昇は、日本株の景気敏感株にとってプラスに働くことが多かったので、引き続き金利と株価の動きについては注視していきます。

無料メール講座:「上位10%の負けない株式投資」

~上位10%の投資家だけが知っている教科書に載っていない負けない投資術~

株式投資でなかなか成果が出せずに悩んでいる方・必見!

株式投資で負けないために必要な知識・情報・テクニック・ノウハウをお伝えします。

イベント、セミナー、勉強会等の情報も優先的に発信します。

↓ぜひコチラから登録してください。↓

足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

関連記事