日経平均株価大幅高だがその実態は?-2021年2月25日の日本株

2月25日の日本株

2月25日の日本株は、朝から大幅高で始まり、その後も終日高値圏をキープしました。日経平均株価の終値は前日比496円57銭高の30168円27銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も上昇しました。

値上がり銘柄2538に対し値下がり銘柄1327と値上がり優勢、昨年来高値更新銘柄は49、昨年来安値更新銘柄は1でした。

ADA指数は48.9%となり、前日の37.4%から上昇しました。最近強い動きで上昇トレンドが継続している銘柄群を新規買いしたり買い増ししたりしてみました。

個別銘柄は強いものと弱いものが混ざっている

個別銘柄をみると、ベイカレント・コンサルティング(6532)など高値更新となったものもありますが、かなり銘柄により強弱に差があります。

例えばマザーズ指数が昨日の下げの半分も戻せていないことから分かる通り、中小型成長株は総じて弱い動きで、株価が値下がりするものも目立ちました。
また、値下がり銘柄もかなり多く、日経平均株価が500円上昇しても、ダメなものはてんでダメ、という感じでしょうか。

一方、景気敏感株やコロナ悪影響銘柄の多くは株価が上昇していて、強い動きでした。

私も成長株中心で何年もやってきましたので、なかなかシフトするのが難しかったですが、昨日と今日の株価の動きをみて、当面成長株の上昇は期待しにくいな、と感じました。日経平均株価への寄与度が高い銘柄、景気敏感株、コロナ悪影響銘柄(これはほとんど買えていない)をポートフォリオの中心としました。
成長株は、みんな上がっているときに上がらず、みんな下がるときはより大きく下がりますから、利益を得ることが物理的に無理、という感じです。

すでに株価が大きく上がり切った銘柄ではなく、まだ底値から上昇を始めたところで、過去の高値からはだいぶ距離がある銘柄の方が明らかに株価の動きがよいです。
今日は銀行株を買い増してみましたが、銀行株は何年もの間、まともに上昇していないので、要注目です。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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