1月29日の日本株
1月最終売買日である1月29日の日本株は、後場に入り下げ幅を大きく広げて終わりました。
日経平均株価の終値は前日比534円03銭安の27663円39銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も大幅安でした。
値上がり銘柄808に対し値下がり銘柄3095と全面安に近い展開、昨年来高値更新銘柄は36、昨年来安値更新銘柄は5でした。
ADA指数は19.1%となり、前日の33.5%から大きく低下しました。
保有株に25日移動平均線を割り込んだものが多々あり、それらを売却したことなどによるものです。
1月下旬は今年も鬼門か
個別銘柄をみると、エスプール(2471)、インソース(6200)など高値更新となるものも散見されますが、多くは下落し、25日移動平均線を割り込むものも非常に目立ちました。
また、朝方大きく上昇したものの後場に失速し、逆に大きく下落する銘柄もあるなど、非常にやりにくい相場環境になっています。
日経平均株価、TOPIX、マザーズ指数のいずれも本日25日移動平均線を割り込みました。そして、個別銘柄の多くも本日25日移動平均線を割り込み、下降トレンド銘柄がかなり増加していることもあわせて考えると、今後のさらなる下落に注意が必要と感じます。
1月下旬といえば、昨年2020年も冴えない展開でしたし、2018年も2月上旬以降急落したり、2016年もチャイナ・ショックで急落するなど、どうも近年の株式投資では鬼門といえる時期にあるようです。
くれぐれも、下降トレンドで下落真っ只中の銘柄を飛びついて買わないようにしましょう。もしここから下落が本格化するならば、現時点での中途半端な株価での買いが命取りになりかねません。
なお、買えなかった株が調整してきて25日移動平均線に接近しているような銘柄は、逆に買いのタイミングです。もちろん、マーケットが弱ければそこでの買いもさらなる下落で損切りになってしまうわけですが、もし株価調整局面が終わって上昇に転じるのであれば、そうした上昇トレンドが続く強い銘柄の方がより上がりやすくなります。
下降トレンドになったものは手を出さない方がよいですが、上昇トレンドが続くものはしっかり持ち続け、買い逃したものについては25日移動平均線からのかい離を確認しながら買うようにしましょう。
ただ、日経平均株価はじめ3指数そろって25日移動平均線を割り込んだという意味は大きいです。すぐに反発すれば事なきを得ますが、本格下落の入口の可能性もあります。先ほども申し上げましたが、中途半端な下げの中を、逆張りで買い向かうことだけは避けるべきだと思います。下がっているなら下げ止まるまで待つ・・・これが大きな損失を避けるために重要なことの1つです。
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