<今日の日本株>
11月25日の日本株は、朝方大幅高で寄り付き、日経平均株価が一時26700円台に達するもののその後は失速し、終値は前日比131円27銭高の26296円86銭でした。
TOPIXも上昇しましたがマザーズ指数は大きく下落しました。
値上がり銘柄1535に対し値下がり銘柄2302と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は139、年初来安値更新銘柄は8でした。
ADA指数は57.8%となり、前日の61.6%から低下しました。25日移動平均線を超えて買った銘柄の一部が早くも移動平均線を割り込んだため、売却したことなどによります。
<感染拡大を受け株価の反応を注視>
個別銘柄をみると、日本M&Aセンター(2127)、サイバーリンクス(3683)、イビデン(4062)、JTOWER(4485)、アイ・アールジャパンホールディングス(6035)、グレイステクノロジー(6541)、ソニー(6758)など高値更新となっています。
一方、海運株、鉄鋼株、自動車株などの一部が強く、コロナ悪影響銘柄の戻りも続いています。
ただ、多くの銘柄が寄り付き高値の後陰線をつけて引けていることや、日経平均株価自体も25日移動平均線からのかい離率が一時10%に近づくなど、目先の調整には注意が必要です。
昨日は西村大臣が、再度の緊急事態宣言の可能性も示唆しましたが、果たして株価はどこまで新型コロナウイルス感染拡大を織り込んでいるのか、注視していきたいと思います。
言い換えれば、新型コロナウイルス感染拡大を嫌気して、コロナの影響がない中小型成長株に資金が回るのか、それともこの程度は織り込み済みとして、コロナ悪影響銘柄の反発が続くのかを見定めたいところです。
また、見定めているといっても単に見ているだけでは株価が上昇したとき乗り遅れますので、買いのタイミングに来たら買っておくなどの対応が必要です。
私自身は、まだ中小型成長株が中心のポジションながら、コロナ悪影響銘柄や出遅れ銘柄についても、少しずつポートフォリオに加えるようにしています。
今後中小型成長株とコロナ悪影響銘柄のどちらに転んでもよいように、両にらみでしばらくは対応していきたいと思っています。
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