<今日の日本株>
3連休明け11月24日の日本株は、朝方から大幅高で始まり、日経平均株価は26000円を軽々と突破して高値更新となりました。終値は先週末比638円22銭高の26165円59銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も大幅高となりました。
値上がり銘柄2879に対し値下がり銘柄993と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は146、年初来安値更新銘柄は2でした。
ADA指数は61.6%となり、先週末の40.8%から大きく上昇しました。上昇トレンドに転じる銘柄が一気に増加したため、それらを買い直したことなどによります。
<ここからの期待は日経平均株価の調整局面での成長株の動き>
個別銘柄を見ると、高値更新となる銘柄が一気に増加しました。ベネフィット・ワン(2412)、エムスリー(2413)、エラン(6080)、ウエストホールディングス(1407)、エス・エム・エス(2175)、ファーマフーズ(2929)、グリムス(3150)、サイバーリンクス(3683)など、私の保有銘柄もいくつもの銘柄が高値更新となっています。
通常であれば、日経平均株価が大幅高の日はマザーズ指数や中小型成長株が弱い動きなのですが、本日はコロナ悪影響銘柄も、中小型成長株も両方上昇しており、かなり利益を得ることができたのではないでしょうか。
ただ、日経平均株価の上昇スピードはかなり急なので、このあたりで調整を入れてもらいたいというのが正直なところです。そして日経平均株価の調整局面で、マザーズ指数や中小型成長株が大きく上昇することを期待します。
現状、日経平均株価の25日移動平均線からのかい離率は7%です。これが8%を超えてくると天井に警戒、10%に近づくとかなりの確率で一旦の天井となります。
したがって、現時点であまり株を買えていない、という方は、ここからの新規買いはかなり慎重に行うべきであり、相応のリスクを覚悟すべきです。
私自身は、本日時点でADA指数が60%を超えましたので、今後は移動平均線からのかい離率が小さいものや押し目を付けた銘柄を拾う程度にしようと思っています。
実体経済と全くかけはなれたバブルそのものの動きになっていますが、行くところまで行かないと天井はつけませんので、それまで上手に付き合うことにしましょう。
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10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。