<今日の日本株>
11月5日の日本株は、前日に引き続き大幅高となりました。日経平均株価の終値は前日比410円05銭高の24105円28銭となり、年初来高値を更新しました。
TOPIX、マザーズ指数も大きく上昇しました。
値上がり銘柄2664に対し値下がり銘柄1131と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は48、年初来安値更新銘柄は16でした。
ADA指数は56.5%となり、前日の28.7%から大きく上昇しました。一旦売却していた中小型成長株などが、一斉に25日移動平均線を超えてきたのでそれらを買いなおしたことが主な理由です。
<11月5日がターニングポイントだったか>
個別銘柄をみると、エムスリー(2413)、MonotaRO(3064)、GMOペイメントゲートウェイ(3769)、マネーフォワード(3994)、マクアケ(4479)、M&Aキャピタルパートナーズ(6080)、ソニー(6758)など、強い銘柄は高値更新となっています。
また、中小型成長株の多くも25日移動平均線を超えてきており、11月5日にある程度まとまった数量を買えたかどうかがポイントだったと感じます。
アメリカ大統領選挙の結果はどうでもよく、個々の銘柄が上昇トレンドになったのであれば、アメリカ大統領選挙の結果に関わらず大口の投資家が株を買っているわけですから、我々も何も考えずに買えばよいのです。
私は、あらかじめかなりの銘柄に買いの逆指値注文を入れていたことが奏功し、うまく買うことができました。
むろん、ここからすぐ株価がしぼんでしまえば買いは失敗だったわけですが、一旦調整していた株価が再び息を吹き返して25日移動平均線を超えた直後は、私としてはどう考えても勝負に行く局面です。もちろん勝率100%ではないですが、他のタイミングで買うより勝算はかなり高いと思います。
一方、昨日の大幅高をもってしても値下がり銘柄が3分の1ほどあること、年初来安値更新銘柄もいくつか出ていることからみると、やはり弱い銘柄は弱く、買いが入っていないと感じます。上昇トレンドに転じた直後の銘柄を買い、上昇トレンドが続く限り保有すれば報われますが、弱い銘柄を含み損をかかえながら我慢して持ち続けても報われない相場です。
以前も申し上げましたが、今年は「勝てる」相場です。もし大きくやられているなら、投資手法そのものを見直さないと今後も良い成果はなかなか期待できないのではないかと思います。
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10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。