<今日の日本株>
10月22日の日本株は、終日軟調な展開でした。日経平均株価の終値は前日比165円19銭安の23474円27銭でした。
TOPIXも下落、マザーズ指数は4.5%の大幅な下落となりました。
値上がり銘柄785に対して値下がり銘柄3029と全面安に近い展開、年初来高値更新銘柄は27、年初来安値更新銘柄は7でした。
ADA指数は23.4%となり、前日の65.0%から大きく低下しました。中小型成長株を中心に、下降トレンドに転じた銘柄を売却したことによります。
<ここからどうするか?>
個別銘柄をみると、私が主力としている中小型成長株がほぼ全滅で急落も目立ちました。私の総資産は今日だけで4%減りました。
一方、出遅れ銘柄・業績悪化銘柄の中には底堅いものや株価が上昇するものが目立ちました。結局は二極化相場の揺り戻しの動きが出ているのかな、という気がします。
さて、本日の下落でマザーズ指数もほぼ25日移動平均線まで下落、個別銘柄の中にも25日移動平均線を割り込むものが一気に増加しました。
とりあえず、25日移動平均線を割り込んだものは売却しますが、その後どうするのかが重要です。もしそのまま株価が下落を続けたなら何もしなくてよいですが、株価が反発して再度25日移動平均線を超えたら、私なら買い直しをします。
なぜなら、まだ株価が天井をつけきっていない可能性もあり、その場合は反発の第一段階として必ず25日移動平均線を超えるからです。
逆の言い方をすると、25日移動平均線を超えなければ絶対に前の高値は抜けません。
だから25日移動平均線を基準に、買い直すかどうかを判断すればよいのです。
株価が天井かどうかは私たちが決めるのではなく、マーケットが決めます。ですから、株を売った後も、しっかりその株の動きを見ておく必要があるのです。
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10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。