日経平均株価20000円突破へ-2020年4月28日の日本株

<4月28日の日本株>
祝日を控えた4月28日の日本株は、前日終値を挟んで小動きとなりました。日経平均株価の終値は前日比12円03銭安の19771円19銭でした。
TOPIXは小幅高、マザーズ指数は2%近い上昇でした。

値上がり銘柄2346に対し値下がり銘柄1410、年初来高値更新銘柄は42、年初来安値更新銘柄はゼロでした。

ADA指数は32.2%となり、前日の23.9%から上昇しました。空売りの買い戻しを進めたほか、一部新規買いも実行しました。株価上昇に伴い、空売りはかなり減らしています。

 

<日経平均株価は直近高値超えだが・・・>
個別銘柄をみると、MonotaRo(3064)、GMOペイメントゲートウェイ(3769)、弁護士ドットコム(6027)など高値更新となる銘柄もいくつか出ています。
ただ、ここ数日の動きを見る限り、先駆して上昇していた銘柄群は上昇が一服し、その代りに大幅下落後25日移動平均線近辺で横ばいの動きを続けていた銘柄のリバウンドが目立ってきています。

日本が祝日の間、アメリカ株は大きく上昇し、日経平均先物も20000円を超える水準で戻ってきています。30日の日本株も大幅高になりそうですが、あくまでも判断は個別銘柄ごとに行うようにしてください。

上で書きましたように、先駆銘柄の中には失速して25日移動平均線割れに至りそうなものもでてきています。そうした銘柄を、日経平均株価が直近高値超えで強いからといって同じように持ち続けるのは危険です。

個別銘柄ごとに株価のリズムが異なりますから、日経平均株価いかんにかかわらず。下降トレンドに転じたら持ち株はいったん売却すべきです。

また、同様に株価が上昇トレンドに至っていない銘柄をフライングで買うのもリスクが高いです。かなりの業績悪化を見越した動きの可能性もあるからです。

決算発表が少しずつ本格化してきていますが、来期予想を示さない企業が多いため、それが逆に株価下落を阻止しているような気がします。

4-6月の第一四半期決算が発表されるころには、悲惨な数字が次々と出てきていると思いますが、今のところは業績悪化はある程度織り込んでいるという株価の動きになっていて、業績が悪くとも、株価は下がらないケースが多いです。

足元の景気は最悪、今後の見通しも暗いという中で株価だけが上昇しています。私は将来の株価を予想することはしませんので、淡々と株価の動きについていきますが、それでも景気の状況と株価とのかい離がこれまで大きい状態で、全力で買っていくことはさすがにできません。

最大でも投資可能資金の50%程度にとどめ、株価が上昇してもそこそこ利益が取れ、逆に株価が急落しても致命的なダメージを避けられるような形にしておきたいと思います。

巷では、二番底はなく、ここからまたバブルが始まるという意見もあるようです。私もそれは否定しませんが、決めつけるのは危険です。上昇トレンドであれば買っていくのはよいですが、下降トレンドに転じたら売る、というクセをつけておかないと、再び急落がきたとき、大きな損失を被ってしまいますので気を付けてください。

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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