自立した個人投資家になることが目標

私は、個人投資家としてたくさんの方とお会いしてきました。その結果、1つ分かったことがあります。

それは、「成功している個人投資家は、自分なりの投資手法を確立している」ということです。
言い換えれば、成功している個人投資家は、全て自分で判断し、行動しているのです。

株式投資で資産を増やすための正解は1つではありません。現に私の周りで成功している個人投資家の投資手法は1人ひとり異なります。
話をしていて、私が今日売った株を、相手は逆に今日買ったということも珍しくありません。
このように、全く逆の行動をしていても、私も他の個人投資家も、それなりの成果を出すことができているのです。

もちろん、私も個人投資家仲間から、将来有望な銘柄を教えてもらうこともあります。でもその銘柄を実際に買うかどうか、そしていつ買うかどうかは全て私自身が判断しています。
ぜひ皆さんも、このコラムを参考にしていただき、銘柄選びや売買のタイミングを全て自身で判断できるような「自立した個人投資家」を目指してください。

足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

関連記事