<今日の日本株>
4月9日の日本株は、終日弱含みながらも底堅い展開となりました。日経平均株価は前日比7円47銭安の19345円77銭でした。
TOPIXは下落しましたが、マザーズ指数は大幅高となりました。
値上がり銘柄2286に対し値下がり銘柄1528と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は14、年初来安値更新銘柄はゼロでした。
ADA指数は39.2%となり、前日の33.0%から上昇しました。上昇トレンドへの転換銘柄が増加しているので、ある程度の新規買いを実行しました。
<マザーズ指数は底打ちの形>
個別銘柄をみると、神戸物産(3038)など高値更新の動きも一部に見られ、また下げ続けていた銘柄が25日移動平均線を超えるケースがかなり増加しています。
また、マザーズ指数が直近高値を超えて底打ちの形となるなど、状況はだいぶ好転しつつあります。
あとは、日経平均株価やTOPIXが直近高値を超え、底打ちの形を整えるかどうかに要注目です。
今後警戒すべきは、3月決算企業の決算発表により、市場参加者の予想をはるかにこえる悪い数字が続出し、再び株価が大きく下落することです。ただ、有価証券報告書の提出期限の延期がなされると報道がされていることから、決算短信の発表も延期する企業が増える可能性があります。
そうなると、実際に悪い数字が明らかになるまで少し時間稼ぎができますので、株価の上昇もちょっとは長続きするかもしれません。
いずれにせよ、今は上昇トレンドの銘柄が増えていることもありますから、素直にそうした銘柄に乗り、下降トレンドに転じたら売るだけです。
さすがにコロナ・ショックの前の高値をここから一直線に超えるということは考えられませんが、万が一そのような動きになったとしても、上昇トレンドが続く限り保有をしていれば、しっかりと乗ることができます。
一方、保有している株が短期間で大きく値上がりするような場合は、一部を利食いしておくのも良いと思います。とにかく絶好のチャンスが到来するまでは、無理をして大きく負けないことを最優先にすべきです。
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