日本株大幅安ー2020年4月1日の日本株

<今日の日本株>
年度明け4月1日の日本株は、朝方から下落で始まり、引け前1時間で日経平均株価は700円超の値下がりとなりました。日経平均株価は一時1000円超の下落となり、終値は前日比851円60銭安の18065円41銭でした。
TOPIXも大幅安、マザーズ指数も値下がりしましたが比較的小幅にとどまりました。

値上がり銘柄488に対し値下がり銘柄3407と全面安の展開、年初来高値更新銘柄は6、年初来安値更新銘柄は22でした。
(4月になりましたので、3月までの「昨年来高値」「昨年来安値」から、「年初来高値」「年初来安値」に切り替わっています)

ADA指数は15.8%となり、前日の19.6%から低下しました。下降トレンド転換銘柄を売却したほか、少量ながら新規に空売りを実行しました。軽いロング・ショートの形になっています。

 

<とにかく決めつけないで自然体で>
個別銘柄をみると、ほぼ全面安の中でも、新興市場銘柄の一部や、テーマ性の高い銘柄が大きく上昇するなど、3月中旬までのような、何でもかんでも下がる相場環境ではないと感じます。

ただ、弱い銘柄はほとんど反発できず、中には安値更新となってしまっているものもあります。

したがって、弱い銘柄は手を出さず、25日移動平均線を超えた銘柄を買い対象にすべきです。

また、25日移動平均線を少しだけ超えた後に反落して移動平均線を割り込んだものについては、再度25日移動平均線および直近高値を超えてから買うようにするのも一法です。

また、直近で大きく上昇していて25日移動平均線からのかい離が大きい銘柄の押し目を狙うのも良いと思います。

もちろん、いずれの場合も損切り価格を設定し、かならずそのルールを守るようにしてください。

日本株のみならずアメリカ株も大幅安となり、再び不穏な空気が漂ってきましたが、あくまでも個別銘柄ベースで買えるかどうかを判断し、無理のない範囲で買っていくのがよいと思います。

弱い銘柄の方が、安く買えるからよい、と錯覚してしまいがちですが、反発できていない銘柄は、逆にこの後底割れする可能性も高いです。大きく上昇する銘柄は、絶対に25日移動平均線を超えてきます。25日移動平均線すらこえられない弱い銘柄は、手を出さない方が逆に安全だ、と私は考えています。

 

 

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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