円安でも株価下落ー2020年2月20日の日本株

<今日の日本株>
2月20日の日本株は、朝方大幅高で日経平均株価は一時23800円を超えたものの、そこから一時400円近く下落する展開となりました。終値は前日比78円45銭高の23479円15銭でした。
TOPIXは小幅上昇、マザーズ指数は下落しました。

値上がり銘柄1511に対し値下がり銘柄2201と値下がり優勢、昨年来高値更新銘柄は24、昨年来安値更新銘柄は58でした。

ADA指数は17.6%となり、前日の14.6%から上昇しました。上昇トレンド銘柄を少し買っています。ロング・ショート戦略は継続しています。

 

<円安でも株価が下がるということは・・・>
個別銘柄をみると、多くの銘柄が陰線を引いて下落していて、早くも上値の壁に押し戻されたという感じです。下降トレンド銘柄の方が圧倒的に多い状況は変わっていません。
ただ、強い銘柄は株価が上昇していて、全面的に弱気になるべき状況までには達していません。

昨晩は為替が1ドル=112円まで円安が進みましたが、日経平均株価は上昇していません。今や日経平均株価は独自の動きはしておらず、NYダウと為替レートとでほぼ説明がつく指数です。NYダウが上がれば日経平均株価は上がり、為替が円安になれば日経平均株価は上がります。

しかしここ最近は、NYダウが堅調で、かつ為替が円安であるにもかかわらず、日経平均株価は軟調です。これはまさに、「日本売り」が行われている可能性が高い表れです。

こうなってくると、本格的な下落相場への突入も大いに警戒しなければなりません。

でも、私がいつもやっているように、保有株が25日移動平均線を割り込んだら売却し、割り込んでいる間は手を出さないようにすれば、どんなに大きな下落相場が来ても生き残れます。

他方、株価が下がっている最中に「そろそろ下げ止まるだろう」と逆張りの買いを入れるような方法だと、本格的な下落相場になったときに、買っても買っても株価が下がり、アリ地獄のようになってしまうでしょう。

先日発表されたGDPからもリセッション入りの可能性が指摘されていますし、新型コロナウイルスの影響拡大により実体経済に大きな悪影響がすでに及びつつあります。

もちろん株価の予想はできませんから、意外と株価は下がらないかもしれませんし、逆に上昇するかもしれません。もしそうなれば、上昇トレンドの銘柄をしっかりと保有しておけばよいだけです。

つまり、上昇トレンドの銘柄だけを保有し、下降トレンドの銘柄は持たないようにすれば、株価がどうころんでも何とかなるのです。

個人的には、円安でも日本株が上昇しないというこの事実は、大いに警戒すべき事象だと思います。

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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