<12月6日の日本株>
週末12月6日の日本株は、終日プラス圏も上値は重く、日経平均株価の終値は前日比54円31銭高の23354円40銭でした。
TOPIXは小幅高、マザーズ指数は1%近くの上昇でした。
値上がり銘柄2312に対し値下がり銘柄1380と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は128、年初来安値更新銘柄は4でした。
ADA指数は63.5%となり、前日の60.5%から上昇しました。上昇トレンド銘柄の新規購入や、ヘッジ売りをしていた銘柄が上昇トレンドに転換したためのヘッジ買戻しなどがあったのが主な理由です。買いたい銘柄は多々ありますが資金量に限りがあるため抑制しているというのが正直なところです。
<個別銘柄は強い。日経平均株価も続くか?>
個別銘柄をみると、年初来高値更新銘柄が128、対して年初来安値更新銘柄はわずか4と、誰がどう見ても、どこからどう考えても日本株全体としては上昇トレンドが継続しています。
日経平均株価については、11月以降は横ばいで推移していて、11月26日の高値23608円06銭を明確に超えてくるかに注目です。
株価が大きく上昇した後の調整には「値幅調整」と「日柄調整」があります。値幅調整は株価自体が大きく下落することで調整することを言います。対する日柄調整は、株価はあまり下がらずほぼ横ばいの状態で、時間が経過することにより過熱感が収まり、調整が進むことを言います。
今回は日経平均株価やTOPIXを見る限り、あまり株価が下がらない状態で1ヶ月ほど経過していますので、これは日柄調整が進んでいる可能性が高いとみています。あとは、日経平均株価やTOPIXが11月26日につけた高値を明確に超えてくるかどうかが要注目です。
週末のアメリカ株も大幅高となり、もしかしたら週明けの日本株は直近高値を超え、新たなステージに突入する可能性もあります。
今の世の中には悪いニュースもたくさんありますが、株価が上昇を続けているならばどんなに悪いニュースが流れていようが株を買って保有を続け、利益をとことん伸ばすべきです。
ただ、個別銘柄の中には株価が上昇しなかったり、逆に下落を続けている銘柄もありますので、そうした銘柄には固執せず、あくまでも株価が上昇トレンドの銘柄を中心に手掛けるようにしましょう。
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10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。