やはり実態は下げ相場ー2019年8月28日の日本株

<今日の日本株>
8月28日の日本株は、終日ほぼ横ばいの動きとなり、日経平均株価の終値は前日比23円34銭高の20479円42銭でした。
TOPIXも小幅高となりましたが、マザーズ指数は1%超の下落でした。

値上がり銘柄1462に対し値下がり銘柄2180と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は24、年初来安値更新銘柄は137でした。

ADA指数は1.9%となり、前日の5.0%から低下しました。保有株に移動平均線を割り込むものがいくつかあったので、それらを売却しました。

<どうやったら利益がでるのか>
個別銘柄をみると、私のウォッチ銘柄で高値を更新したものはなく、逆にきれいな右肩下がりで下げ続けている銘柄の多さに改めて気づきました。

専門家・評論家の方々は日経平均株価だけをみて「買いのチャンス」などとコメントしていますが、個別銘柄に投資することを前提とすれば、こんなボロボロの状況で買いのチャンスとは到底思えません。

私の感触では、15%くらいが上昇トレンド、15%くらいが横ばい、70%くらいが下降トレンドという感じです。買っても買っても下がるわけですから、利益が出るわけがありません。

例えば、アンジェス(4563)のような株を、上げ始めに買って、8月26日に売るようなことができれば利益は得られるでしょう。しかし、そんな芸当をすることができるのはほんの一握りの投資家だけであり、多くの投資家は26日に売れずに27、28日の急落で逆に含み損を抱えてしまって途方にくれていたり、買うべきではないタイミングである26日に、逆に買ってしまったり、という行動をしてしまうのです。

私は変化の兆候を探るため、ポジションを縮小しつつ売買をしていますが、それでも少しずつマイナスがかさんでいきます。まともにバイ・アンド・ホールドなどしたら、多額の含み損を抱えた塩漬け株のオンパレードで大変なことになってしまうのではないでしょうか。

やはり日本株の本当のピークは2018年1月で、その後1年半の間、日本株は下げ続けているというのが実態です。マザーズ指数のチャートをみていただければ、これが日本株の実態なのか、ということを感じていただけるはずです。

日本株は、下げれば日銀のETF買いや個人投資家の逆張り買いが出てきますが、少し上がると買いの手が一気に引っ込みます。このような状況が続く限り、利益を得ることが困難な相場環境が続いていくのでしょう。

本当に、いっそのこと日経平均株価が10000円割れまで下がって、すっきりしたところで次の大相場を迎える、というような展開になってくれないかなあ、と本気で願います。株価が上昇したところを買い上がってくれる投資家がいなければ、全面高の大相場には決してなりませんから。そして全面高の大相場にならなければ個人投資家は利益を得ることができませんから。
やはり今は中途半端な相場状況なのだと思います。

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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