トレンド転換銘柄は少なかったー2019年8月27日の日本株

<今日の日本株>
8月27日の日本株は、前日のアメリカ株の上昇や円安を受け、朝から大幅高で始まりました。その後も終日強い展開でしたが上値追いとまではいきませんでした。
日経平均株価の終値は前日比195円04銭高の20456円08銭でした。
TOPIXも上昇しましたが、マザーズ指数は1%超のマイナスとなりました。

値上がり銘柄2309に対し値下がり銘柄1303と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は37、年初来安値更新銘柄は79でした。

ADA指数はプラス5.0%となり、前日のマイナス2.6%からプラスに転じました。新規買いや空売り買い戻しを行ったことによります。25日移動平均線まで戻ってきた空売り銘柄がいくつかありました。

 

<強い銘柄も弱い銘柄もトレンドが出ているものはびくともしない>
個別銘柄を見ると、アイ・アールジャパンホールディングス(6035)など、高値更新となる銘柄も散見されましたが、全体で見るとまだまだ下げ相場といったところです。

結局今のところ、アメリカ株大幅安→日経平均20200円どころまで下落→そこから反発も20700円で頭打ち、という流れが繰り返されています。

しかし個別銘柄をみると、日経平均株価がこのような下落・上昇を繰り返しても、トレンドがしっかり出ている銘柄はあまり日経平均株価の動きに影響を受けていないように感じます。

上で挙げたアイ・アールジャパンホールディングスは、日経平均株価が大きく下げた日であっても下げ幅は限定的で、25日移動平均線の上に株価が推移している状況がずっと続いています。

一方、東京電力ホールディングス(9501)のように、相場全体が反発する局面では少し反発するものの、25日移動平均線を超えるまでの反発力はなく、結局は下降トレンドが続いているような銘柄もかなりあります。

一番やってはいけないのが、アメリカ株大幅安でろうばい売り、アメリカ株大幅高で慌てて買い、ということです。アメリカ株大幅安だろうが、強い銘柄はそこまでは下がらないことが多いですし、アメリカ株大幅高であっても弱い銘柄はほとんど上昇しませんから、あくまでも個別銘柄ごとの株価のトレンドに従った行動を取るべきです。

もう1つやってはいけないのは、アメリカ株大幅安で喜んで買い向かうことです。それは逆張りの戦略になりますから、私はお勧めしません。もし本格的に相場が崩れたら、今くらいの株価水準ではまだまだ高い、ということになり、さっさと売っておかなければあっという間に塩漬け株になってしまいます。

結局は、日経平均株価が大きく上下に動いても、慌てず騒がず、個別銘柄ごとの株価のトレンドをチェックし、そのトレンドに逆らわないように動くことが必要です。くれぐれも、トランプ大統領のツイッター発言に一喜一憂して振りまわされないようにしてください。

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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