今日の日本株(2017年4月3日)

<今日の日本株>
名実ともに新年度入りの相場となった4月3日の日本株は、反発したものの上値の重い展開でした。日経平均株価の終値は、先週末比73円97銭高の18983円23銭でした。TOPIXも上昇しましたが、マザーズ指数は下落しています。

値上がり銘柄1672に対して値下がり銘柄1860とほぼ拮抗、年初来高値銘柄は45、年初来安値銘柄は259でした。
(年初来安値銘柄が急増している理由は、昨日夜の投稿をご覧ください)

ADA指数は47.1%となり、先週末の54.5%から大きく低下しました。下降トレンドに転じる銘柄が日に日に増加しており、保有株の売却が進んだためです。

<25日移動平均線を割り込む銘柄が相次ぐ>
円高気味に為替が推移する中、日経平均株価やTOPIXといった株価指数だけでなく、個別銘柄も動きが悪化しているものが目立ちます。
昨日は、例えばレーサム(8890)、イマジニア(4644)、ITbook(3742)、シノケングループ(8909)などが明確に25日移動平均線を割り込んでいます。

もちろん、ジェイエイシーリクルートメント(2124)、メディアドゥ(3678)、トラスト・テック(2154)など上値追いをする銘柄もありますから、こうした銘柄は保有を継続して問題ない(売却してしまうのはもったいない)です。

私は上昇トレンドの銘柄しか保有していないですが、そんな中ADA指数が低下傾向にあるということは、下降トレンドの銘柄が日々増加していることを意味します。

上昇トレンドの強い銘柄のみ保有する、そして下降トレンドに転換したら速やかに売却する、しばらくはこれでチャンスが到来するのを待つ必要がありそうです。

足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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