<7月19日の日本株>
週末7月19日の日本株は、前日の大幅安からうってかわって急反発となり、日経平均株価の終値は前日比420円75銭高の21466円99銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も大きく反発しました。
値上がり銘柄3202に対し値下がり銘柄554とほぼ全面高、年初来高値更新銘柄は22、年初来安値更新銘柄は49でした。
ADA指数は15.6%と、前日の10.7%から上昇しました。急反発により空売りを買い戻したことなどが理由です。
<ここからの株価の動きに注目>
日経平均株価はほぼ「行ってこいの動き」になったわけですが、個別銘柄も同じ動きになったかといえば、決してそんなことはありません。
強い銘柄は木曜日の下げより金曜日の上げの方が大きく、デジタルアーツ(2326)や神戸物産(3038)など高値更新となる銘柄もありました。一方、弱い銘柄は木曜日の下げの方が金曜日の上げよりも大きく、中には金曜日も値下がりして年初来安値更新となった銘柄もあります。
つまり、日経平均株価が25日移動平均線を割り込んで下降トレンドになったからとして保有株を全て売る必要もなく、逆に25日移動平均線を超えて下降トレンドになったから個別銘柄を何でも買ってよいというわけでもないのです。
もちろん、日経平均株価が上昇トレンドになっている時の方が、個別銘柄の株価も上昇しやすいのは確かですから、日経平均株価の動き、そして個別銘柄の動きをトータルで判断してポジション調整をしていく必要があります。
今であれば、月足、週足、日足含め明確な上昇トレンドとなっている銘柄はそれほど多くなく、逆に中長期で下降トレンドになっている銘柄が多いので、無理をするのは禁物と考えています。
今回は木曜日の下げを翌日金曜日の急反発で埋め、事なきを得ましたが、これは結果論です。木曜日、金曜日の動きを見る限り、ヘッジファンドが木曜日に売り仕掛けたものの何らかの理由で金曜日に買い戻したとみるのが自然です。
おそらくすでに全て買い戻しているでしょうから、買い戻しが期待できない今週以降の動きこそが極めて重要となってきます。特に明確に下方向に行きそうであれば、空売りを強めるなどして大きな下落に備えたいです。
ヘッジファンドは一度売り仕掛けを始めると、何度も売り仕掛けをしてきます。失敗と思ったらすぐ買い戻すため反発しますが、成功したらどんどん売り増しをし、株価が大きく値下がりしていきます。
もし、木曜日の下げをみて、「買いのチャンス」と思った方は、今回は上手く行ったとしても、いつかはとてつもない損失に見舞われる可能性が極めて高いことを警告しておきます。
株式投資で重要なのは大きく負けないこと。木曜日の下げに買い向かうようなやり方では、いずれ大きく負けることになるのです。
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