個別銘柄は弱いものが多いー2019年6月26日の日本株

<今日の日本株>
6月26日の日本株は、終日マイナス圏で推移し、後場にかけ売られる展開となりました。日経平均株価の終値は前日比107円22銭安の21086円59銭でした。
TOPIXも下落、マザーズ指数は小幅ながら下落しました。

値上がり銘柄1295に対し値下がり銘柄2370と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は24、年初来安値更新銘柄は106でした。

ADA指数はマイナス4.7%となり、前日のプラス7.3%から大幅に低下しました。保有株の売却に加え、新規空売りを実行したことによります。弱い銘柄が多いので、自然体で売買すると、自ずと空売り銘柄の方が多くなります。

<衆参同日選挙の可能性は消えた>
個別銘柄をみると、年初来安値更新銘柄が100を超えている状況ですので、日経平均株価の動きとは異なりかなり弱い動きが継続しています。
その一方、NOK(7240)やアドバンテスト(6857)が上昇するなど、半導体関連や景気敏感株の一角が強い動きとなっていて、景気回復を先取りする動きの可能性もあるため注視しています。

ところで、個人的には衆参同日選挙となれば、一時的ではあるものの株価が大きく買われる可能性もあると思っていましたが、その可能性はなくなったようです。
となれば、日本株を自然体でとらえれば、弱い銘柄が多い中強い銘柄も混ざっている状況ですから、引き続き強い銘柄を買い、弱い銘柄を売るロング・ショート戦略で、株価が上もしくは下に大きく動き始めるまでは様子見を続けていくつもりです。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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