やっぱり弱いですよねえー2019年6月25日の日本株

<今日の日本株>
6月25日の日本株は、小幅高の局面もあったものの後場にかけて売られる展開となりました。日経平均株価の終値は前日比92円18銭安の21193円81銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も下落しました。

値上がり銘柄1549に対し値下がり銘柄2093とやや値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は47、年初来安値更新銘柄は44でした。

ADA指数は7.3%となり、前日の10.8%から低下しました。強かった銘柄が日々脱落していて、それらを外しているという動きがここ最近続いています。

 

<空売りしたい銘柄は山ほどあるが・・・>
私は日々400銘柄ほどの株価チャートをウォッチして、新規の買いもしくは空売りのタイミングに来た銘柄がないかどうかを探していますが、現時点で新規で買いたいと思える形の銘柄はあまりありません。
逆に、もう少し株価が下がれば空売りをしたいという銘柄はたくさん出てきます。

もし、相場環境がよく、上昇相場であればそんなことはありえず、欲しい株ばかりでどれを買ったらよいか迷ってしまうほど、という状況になります。

しかしそうではなく、今は空売りしたい銘柄ばかりで迷ってしまうような状況なのです。

確かに足元で株価が大きく上昇しているものも結構ありますが、大きく値下がりした後のリバウンドに過ぎなかったり、短期売買の投資家が群がっているだけ、というのが実情です。

短期売買の得意な投資家なら、結構稼げるような感じはしますが、私は短期売買はしませんし、テーマ株への投資も基本的にはしませんので、蚊帳の外というところです。

弱い銘柄は、日経平均株価が上昇する日は少しだけしか上昇せず、下落する日は大きく下落します。その結果、トレンドとして下降トレンドを描きます。こうした銘柄を私は空売りの対象としています。

私が個人投資家目線での日本株の状況を端的に示していると感じる指標の1つに、信用評価損益率があります。これが現在はマイナス15%ほどです。昨年1月のマイナス3%からほぼ一貫して値下がりしています。昨年末の急落からの回復も極めて鈍いです。

日本株が元気よく上昇するためには、外国人の積極的な買いが着火剤として必要ですが、その次は株価が上昇して信用取引の含み損が解消し、投資余力が増した個人投資家が活発に動くことが重要です。そうした兆候が出てきたなら、もちろん私も強気に転じますが、今のところそうした動きは見えません。

信用評価損益率の推移をみても、個人投資家はゆでガエルのようにじわじわと損失を膨らませているように感じます。早く株価が急落、暴落して、損切りを我慢している個人投資家がたまらず投げ売りをするような状況になってほしいと思います。そうなれば一旦の底打ち⇒それなりの反発により利益を取りやすい相場がやってくるはずだからです。

いずれにせよ決め打ちは良くありませんし、私自身株価のトレンドに逆らうことは絶対にしませんが、肌感覚としては昨年1月以降の1年半はずっと下げ相場が続いていると感じます。この間に損失が生じた個人投資家も多いと思いますが、1年半下げ相場なのですから当たり前の話です。

大事なのは、チャンスが来る前に損失を膨らませて、チャンスに全く乗れないという状況を防ぐことです。そのためには、含み損をかかえた塩漬け株を持ち続けてはならないのです。何度も株価の急落、暴落、何年も続く下げ相場を経験してきた個人投資家の方ならわかるはずです。

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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