強い銘柄がそれなりに存在する状況ー2019年6月14日の日本株と今週の投資戦略

<6月14日の日本株>
週末かつメジャーSQの6月14日の日本株は、朝方こそ一時小安い場面もありましたがその後はじり高の動きとなりました。
日経平均株価の終値は前日比84円89銭高の21116円89銭でした。
TOPIXも上昇、マザーズ指数は2%超の上昇となりました。

値上がり銘柄2380に対し値下がり銘柄1248と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は53、年初来安値更新銘柄は38でした。

ADA指数は12.7%となり、前日の6.4%から上昇しました。空売り銘柄の買い戻しのほか、25日移動平均線を超えた銘柄を新規買いしました。昨日はだいぶポジションを落としましたが、本日の強い動きをみて再び買いを増やしました。とはいえ、買いで勝負するほどの金額ではありません。

 

<外国人の腰の据わった買いがないかぎり二極化相場が続くか>
個別銘柄をみると、インフォマート(2492)、神戸物産(3038)、チームスピリット(4397)、オプティム(3694)、マニー(7730)など、高値更新する銘柄もちらほら見受けられました。一方で年初来安値更新銘柄も38出ていますから、全面高とはなっておらず、弱い銘柄は引き続き弱い動きです。

現在は外国人の腰の据わった買いが入っていません。トータルで見れば外国人投資家は売り越しになっていますが、個別銘柄ごとでみると、強い銘柄には買いが入っているはずであり、逆に弱い銘柄は売られているはずです。

投資主体の中で、上値を買い上がってくれるのは外国人投資家だけです。個人投資家は逆張りですし、日銀のETF買いや、事業法人の自社株買いも、株価が下がったら買うものの、上昇したら基本的に買いの手を引っ込めます。

ですから、外国人投資家がかなりの勢いで日本株を買ってくれなければ、全面高の大相場にはなりません。今のような、どちらかというと売り越しているような相場環境であれば、個々の銘柄ごとのトレンドを注視して、強い銘柄についていくほかないと思います。

個人投資家の中には、株価が下がっている銘柄を「割安になった」と喜んで買い下がっている人も少なくないようですが、株価が下がっているということは外国人投資家やプロ投資家が売っている表れです。なぜ彼らが売っているかと言えば、彼らはこの株を割安ではなく割高だと思っているからです。

ですから、強い銘柄が買われ、弱い銘柄が売られるこの二極化相場では、弱い銘柄を拾っても、勝てないのです。もちろん、いつかは割安さが見直されて買われることもあるでしょうが、そうなったら株価は上昇トレンドになります。下降トレンドの間に買い下がるよりも、上昇トレンドになったのを確認してから買っていった方が結果的に安く買えることも多いです。

全面高の大相場とは程遠い状況ですから、引き続き、ポジションは小さめにして無理のない範囲で、上昇トレンドの強い銘柄を保有し続けるという戦略を継続するのが有効と思います。

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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