<今日の日本株>
5月29日の日本株は、前日のアメリカ株安を受け一時日経平均株価が20900円割れとなりました。日経平均株価の終値は前日比256円77銭安の21003円37銭でした。
TOPIXも下落、マザーズ指数は小幅ながら下落しました。
値上がり銘柄1083に対し値下がり銘柄2581と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は42、年初来安値更新銘柄は171でした。
ADA指数は1.6%となり前日の6.5%から低下しました。保有株の売却などを行ったことによります。引き続きロング・ショート戦略を実行中です。
<再び下方向へ向かうか>
個別銘柄をみると、メドピア(6095)など高値更新している銘柄もいくつかありますが、逆に年初来安値更新銘柄が171にまで増加しています。
私は、相場が強いのか弱いのかを、日経平均株価などの株価指数ではなく、年初来高値更新銘柄と年初来安値更新銘柄の数の推移で把握しています。
なぜなら、日経平均株価は一握りの銘柄で操作可能な指数であり、日本株全体の実態を表していないからです。
現時点でも、日経平均株価は年初来安値よりかなり上に位置しているのに対し、個別銘柄では年初来安値を割り込んでいる銘柄が多々存在しています。
私が常々申し上げている「大相場」であれば、年初来安値更新銘柄は毎日ほぼゼロの状態が続き、年初来高値更新銘柄が続々と出現する状況になります。
こうなれば投資可能資金の多くを使って勝負すべき局面です。
ところが現在はそうした状況からは程遠いです。ただ、高値更新する強い銘柄もあるので、無理のない程度のポジションで、強い銘柄を買い、弱い銘柄を空売りして大相場が来るのを待っているのです。
年初来高値更新銘柄と年初来安値更新銘柄の推移をみれば、今年に入ってから堅調な日経平均株価の動きがうそのように、個別銘柄はボロボロであることが分かります。
もしこれで、日経平均株価までも大きく下落するようなことがあれば、個別銘柄はさらに大きく値下がりするはずです。今の時点で「割安になった」などといって逆張りで買っている個人投資家はそのうち大ケガをすることになるでしょう。
株式投資は「いかに大きく勝つか」ではなく「いかに大きく負けないか」が重要です。そのためには、今のような中途半端な株価位置で逆張りの買いなどしてはならないのです。プロ並みの銘柄分析能力を持っているなら別ですが。
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10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。