大きく負けないことを最優先にー2019年5月22日の日本株

<今日の日本株>
5月22日の日本株は、朝方こそ日経平均株価が21400円に達しましたがその後は上値の重い展開となり、終値は前日比10円92銭高の21283円37銭となりました。
TOPIXは値下がり、マザーズ指数は2%ほどの上昇と指数の動きもちぐはぐです。

値上がり銘柄1910に対し値下がり銘柄1704とほぼ拮抗、年初来高値更新銘柄は64、年初来安値更新銘柄は57でした。

ADA指数は2.8%となり、前日の2.1%から少し上昇しました。25日移動平均線を明確に超えた空売り銘柄の買い戻しなどを行ったことによります。ロング・ショートを継続し、積極的な売買は控えています。

 

<高値掴みは避ける+余計な売買はしない>
個別銘柄をみると、イー・ギャランティ(8771)、弁護士ドットコム(6027)などが高値を更新、メドピア(6095)は4年8ヶ月ぶりに上場来高値を更新してきました。
その一方で、ニトリホールディングス(9843)の値下がりが止まらないなど、安値更新となる銘柄も多数生じています。

値上がり銘柄と値下がり銘柄の数、そして年初来高値更新銘柄と年初来安値更新銘柄の数を比べても分かる通り、強い銘柄と弱い銘柄が混在していて、その比率はおおむね1:2程度と思われます。

さて、私は個人投資家のブログをたまに覗きにいくのですが、何人かの個人投資家は今年に入って大きく負けていて、株式市場からの退場を余儀なくされることも辞さない状況にあるようです。

私としたら、今年のような相場環境で儲からないのは当然ですが、大きく負けることもないと思っているので信じられませんが、どうも彼らは明確なポリシーもなく、上がりそうな株を飛びついて買ったり、下がりそうな株を空売りしたり、あるいは上がると思った株が下げ続けても我慢して持っていたりと、素人丸出しの売買を繰り返しているようです。

たちが悪いのは、そうした私から見たらメチャクチャな投資手法であっても、相場環境が良ければ結構利益を出せるということです。そしてようやく最近になって、相場環境が悪くなったので損失が一気に膨らんでいるようです。

何度もこのブログでは繰り返してお話ししていますが、株式投資には攻めるべき時期と守るべき時期があり、今はどう考えても守るべき時期です。
守るとは、大きな負けを回避することであり、具体的には「高値掴みをしない」のと本能に任せた「余計な売買をしない」ことです。

例えば私であればイーソル(4420)という銘柄に注目していましたが、買いそびれたまま株価が大きく上昇してしまいました。
でも私はこのタイミングでイーソル株に投資することはしません。明らかに高値掴みだからです。私は基本的には25日移動平均線からのかい離率が5%以内でないと買いません。これは損切りとなった場合の損失を最小限に抑えたいからです。

また、今のように、個別銘柄が上に行くか下に行くかはっきりしない時は、売買を繰り返せば繰り返すほど、損切りが増えたり、損切りしなければ塩漬けになるなど、良いことがありません。ADA指数がゼロ近辺で推移しているのは、私自身が勝負していないことの表れです。

株式投資というのは、大相場になれば半年で資産が簡単に3倍くらいになります。その一方、全然勝てない時期も長く続きます。
くれぐれもあせって勝算の低い時期に勝負しないようにしてください。

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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