<4月19日の日本株>
週末4月19日の日本株は、朝方から高く始まったものの、その後は上値の重い展開となりました。それでも日経平均株価は前日比110円44銭高の22200円56銭まで上昇しました。
TOPIXは小幅上昇、マザーズ指数も上昇しました。
値上がり銘柄2045に対し値下がり銘柄1577とやや値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は106、年初来安値更新銘柄は94でした。
ADA指数は16.8%となり、前日の16.5%とほぼ変わらずでした。上昇トレンド銘柄の買い、下降トレンド銘柄の売りをぼちぼち行った結果、トータルでほぼ横ばいという感じです。
<NT倍率の急上昇から見えるもの>
個別銘柄は、年初来高値更新銘柄も年初来安値更新銘柄も両方とも約100銘柄出ていることからも明らかなとおり、銘柄によりバラバラの動きです。
そして3月下旬からは、NT倍率が急上昇しています。NT倍率とは日経平均株価をTOPIXで割った数値のことで、これが上昇するほど、TOPIXに比べて日経平均株価が強いということを示します。
つまり、3月下旬以降の株価上昇は日経平均株価採用銘柄が中心ということです。
NT倍率が上昇しているときは、一般的に個人投資家は儲けにくいといわれています。個人投資家は日経平均株価採用銘柄にあまり投資しないからです。
信用評価損益率も直近でマイナス14%とまったく改善していませんし、個人投資家にとっては今年は悶々とする日々が続いているのではないでしょうか。
でも、だからといって、一勝負で大きく利益を目指すという相場環境ではありません。株式投資は、勝算の高い時期に勝負するもの。勝算の高い時期とは全面高のときです。
今のような、銘柄により動きがまちまちで、かつNT倍率が急上昇するような状況では、無理をしないで大きく負けないようにする、これこそが最も重要です。
アメリカ株の動きをみていると、高値更新でさらに上昇相場が続く可能性もあります。したがって、全く投資しないのもリスクがあるため、上がっても多少のリターンが得られ、下がっても大きな損にならない程度のポジションを作っておくのが良いのではないかと思います。
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