<今日の日本株>
4月11日の日本株は、前日終値を挟んで小動きとなり、日経平均株価の終値は前日比23円81銭高の21711円38銭でした。
TOPIXは小幅安、マザーズ指数も下落しました。
値上がり銘柄1468に対し値下がり銘柄2131とやや値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は59、年初来安値更新銘柄は81でした。
ADA指数は8.2%となり、前日の10.4%から低下しました。保有株のうち下降トレンドに転じたものを売却したことなどによります。日々弱い銘柄が増えているように感じます。
<決算発表シーズンをどう乗り越えるか>
個別銘柄をみると、デジタルアーツ(2326)、神戸物産(3038)、ペプチドリーム(4587)など高値更新となるような強い銘柄もありますが、それよりも株価がだれてきている銘柄の方が目立ちます。
ADA指数が日々低下しているのもその表れです。保有株が日々減少しています。
今は勝負すべき局面ではないので、ポジションを膨らませず、ボチボチやりつつ明確な方向性が出るのを待つしかないかな、と思います。
さて例年、3月決算銘柄の本決算発表と、ゴールデンウィークは重なるのですが、今回はゴールデンウィークが10連休なので、例年以上に悩ましいです。
決算発表の何が怖いかと言えば、業績が良かろうが悪かろうが、株価が上下どちらに大きく動くか蓋を開けてみないと分からないという点です。
そのため、決算発表を控えた銘柄を持ちこすことは大きなリスクになります。
とはいえ、決算発表の前に全て保有株を売却してしまうと、その株が大きく上昇したときに買い戻しができなくなり、利益を逃してしまいます。
そこで私の場合は、「決算直前の銘柄は新規に売買しない」としています。株価1000円の株を買い、翌日決算発表で800円に急落とか、逆に株価1000円の株を空売りして、決算発表により翌日1200円に急上昇ともなれば、あっという間に大きな損失となってしまうからです。
もちろん、買った株が決算発表で上昇したり、空売りした株が決算発表で急落すれば利益になるわけですが、私はどちらに転ぶか分からないものにお金を突っ込むのはギャンブルと変わらないと思っています。決算発表が済んでから売買した方が余計なリスクを取らずに済みます。
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10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。