また切り返したー2019年3月12日の日本株

<今日の日本株>
3月12日の日本株は大きく上昇し、日経平均株価の終値は前日比378円60銭高の21503円69銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も大きく上昇しました。

値上がり銘柄3071に対し値下がり銘柄661と全面高に近い展開、昨年来高値更新銘柄は16、昨年来安値更新銘柄は4でした。

ADA指数はマイナス24.7%となり、前日のマイナス34.1%から上昇しました。さすがに本日の上昇を受けて、空売り銘柄の一部が25日移動平均線超えで損切りとなりました。それ以外に、上昇トレンド銘柄を少し拾ったりもしました。
今年に入り、空売りの損切りが膨らみつつありますが、これは勝負に負けたようなものですから仕方ありません。負けるにしても損失が小さい形での撤退を心がけています。

 

<また25日移動平均線割れはダマシに>
2月に続き、今回も日経平均株価やTOPIXの25日移動平均線割れの直後に再度25日移動平均線超えとなり、移動平均線割れによる下降トレンド転換はダマシとなりました。

ただ、個別銘柄は移動平均線を超えていない銘柄の方が多いです。ADA指数がまだ大幅マイナスであることがその証左です。今年に入り、指数の強さが目立ちます。

私は個別銘柄の崩れ方からみて、日本株はすでに天井を打っていると考えていますので、中長期のトレンドも下向きになっていて25日移動平均線を割れた個別銘柄は積極的に空売りをしています。

ただ、どうも私と同じような考えの投資家が多いように感じていて、空売りが積みあがった個別銘柄がかなり増えているのです。そうなると、株価は下がるどころか、空売りイジメのヘッジファンドに踏みあげられて逆に上昇する可能性の方が高くなります。

本格的に株価が下がるのは、現時点で空売りをしている投資家が株価上昇で踏みあげられた後なのかもしれません。

今日の反発も終日強い展開で、積極的な買いというよりは空売りの買い戻しが1日中入っていたように感じます。

私は空売りをしすぎた感がありますが、今年に入ってから全く上がらず、逆に下げ続けているような弱い銘柄も結構あります。業績悪化等により今後下がるかもしれない銘柄に空売りを実行し、株価が上昇すれば損切り、下げ続ければ空売りを継続、ということを、無理のない範囲で続けていこうと思っています。

下がる下がると心配している人が多い間は意外と強いのかもしれません。株価がもう少し上昇し、「実は景気悪化も底打ったんじゃない?」とにわかに思い始めた頃が危なかったりします。

もちろん、今後株価がどう動き、いつ上がりいつ下がるかは予想できませんので、あくまでも株価のトレンドに従って行動していくことが大事です。簡単に儲かるチャンスが来るまでは、大きく負けることは何が何でも避けるべきです。もちろん私も、空売りが踏みあげられても我慢するということはせず、移動平均線を超えたら損切りを実行します。
遠くない将来に、大きく株価が動くときが来るはずです。そのときに動いた方向にしっかりとついていけるようにしましょう。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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