引き続き変化なしー2019年2月27日の日本株

<今日の日本株>
2月27日の日本株は、日経平均株価がほぼ終日21500円超えの水準で推移し、終値は前日比107円12銭高の21556円51銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も上昇しました。

値上がり銘柄2166に対し値下がり銘柄1477と値上がり優勢、昨年来高値更新銘柄19、昨年来安値更新銘柄ゼロでした。

ADA指数は25.2%となり、前日の22.3%から上昇しました。引き続き空売りの買い戻しと上昇トレンド銘柄の新規買いを行っています。

<変化が生じたら即座に対応する準備を>
個別銘柄をみると、相変わらず高値更新銘柄はごくわずかなものの、上昇トレンドにある銘柄が多数を占め、特段の変化は見受けられません。

逆に、25日移動平均線を割り込んでも再度超えてくるケースも多く、相場環境は良好といえます。

ただ、投資部門別売買状況を見ると、今年に入ってから外国人投資家は大きく売り越しています。ということは、足元の上昇は、外国人の腰の座った買いではないということです。

おそらくヘッジファンドなど短期筋の買いが多いと思われますが、彼らはいつまでも株を保有するわけではなく、短期間(とはいえ1~2ヶ月程度は持つようですが)で利食い売りを出してきます。
今買いの中心となっている投資主体が売りに転じれば、株価は大きく値下がりする危険性があります。

個人的には、保有株が上昇トレンドを維持する限りは保有を続けますが、下降トレンドに転じたら即座に売却します。やはり外国人投資家が買いの中心となっていない株価上昇はあまり信頼できません。

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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