<2月1日の日本株>
週末2月1日の日本株は、日経平均株価が一時20900円台を回復したもののその後は失速し、前日終値を割り込む局面もありました。終値は前日比14円90銭高の20788円39銭でした。
TOPIXは小幅安、マザーズ指数は1%超の下落でした。
値上がり銘柄1547に対し値下がり銘柄2136とやや値下がり優勢、昨年来高値更新銘柄は7、昨年来安値更新銘柄は48でした。
ADA指数は22.4%となり、前日の17.2%から上昇しました。上昇トレンド銘柄の買いおよび空売りの買い戻しを行ったことによります。
これ以上は買いポジションを増やしたくないというのが正直なところです。
<上げ相場か下げ相場かを判断する1つの基準>
個別銘柄をみると、デジタルアーツ(2326)など高値追いをしている銘柄もありますが、ほとんどは25日移動平均線を超えてもそこから横ばいの動きで、上値を買い上がる投資主体がいないと感じます。
つまり、売り物も収まっているが、自ら上値を取って買い進める投資家もいないため、横ばいに近いトレンドで推移しているということです。
ただ、私が毎日ブログでも記している昨年来高値更新銘柄と昨年来安値更新銘柄をみると、高値7に対して安値が48まで増加しています。高値の方が多ければ上昇局面、安値の方が多ければ下落局面と私は判断しています。
決算発表シーズンという影響ももちろんあるでしょうが、やはり今は上昇相場に転じたというよりは、下落相場の途中の反発局面にすぎないと見ていた方がよいと思います。
仮に、下落相場の途中の反発局面にすぎないのであれば、ここから再び株価が下落していくことになります。現状は25日移動平均線を超えている銘柄が多いので、空売りはあまり多くありませんが、ここから失速して25日移動平均線を割り込んだ銘柄から順次空売りを増やしていこうと今のところは検討しています。
リバウンド狙いを除いては、少なくとも今が買い時とは思えず、キャッシュを多めに持っておくか、時機をみて空売りのタイミングを計るか、というところです。
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10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。