<今日の日本株>
10月17日の日本株は、前日のアメリカ株大幅上昇を受け、朝からほぼ全面高の展開となりました。後場はやや伸び悩みましたが、日経平均株価の終値は、前日比291円88銭高の22841円12銭でした。
TOPIX、マザーズ指数もしっかりとした上昇となり、久しぶりに3指数揃っての明確な上昇となっています。
値上がり銘柄3189に対し値下がり銘柄533とほぼ全面高、年初来高値更新銘柄は12、年初来安値更新銘柄は22でした。
ADA指数はマイナス11.0%となり、前日のマイナス25.0%から大きく上昇しました。株価反発に伴い、新規買いや空売りの買い戻しを実行したことによります。
<上昇トレンド転換銘柄から順に買う>
個別銘柄をみると、まだ高値更新銘柄はほとんど出ていないものの、安値更新銘柄も激減しており、短期的な反発局面に入っています。
短期的な反発入りの可能性は数日前から指摘していましたが、今のところその通りの展開となっています。
あとは、この上昇が続いて底打ち・反発となるかどうかですが、それは後になってみないと分かりませんし、予想すべきでもありません。
今やるべきなのは、25日移動平均線を超えた銘柄を買っていくということです。強い銘柄から順に25日移動平均線を超えて上昇トレンドになりますから、それらをしっかりと買い仕込むことができれば、仮にここから中期的に上昇に転じた場合、しっかりと利益を伸ばすことができます。
逆にやってはいけないのは、「日本株は底打ちをした」と決めつけて、大量の資金を現時点で株買いにあててしまったり、下降トレンドにもかかわらず買ってしまうことです。
日経平均株価やTOPIX自体、まだまだ25日移動平均線の下に位置しています。これらが25日移動平均線を明確に超えて、ようやく底打ちしたと判断できます。この程度の上昇で底打ちを決めつけるのは早いです。
現状、上昇トレンドにある個別銘柄は20%ほどと思われます。したがって、投資可能資金に占める保有株も、それに近い数字になっているのが理想です。これが50%とか80%になっているならば、現時点で株を買いすぎの状況です。
上昇トレンドにある銘柄の割合に比例させて投資資金を変動させることで、攻めるべきときに攻め、守るべき時に守るというメリハリのついた運用をすることができます。
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