詐欺相場継続中ー2018年8月21日の日本株

<今日の日本株>
8月21日の日本株は、日経平均株価が朝安から徐々に反発、一時100円高まで上昇しました。引けにかけ押されたものの、前日比20円73銭高の22219円73銭と小幅なプラスで終えました。
一方、TOPIXやマザーズ指数は下落しました。

値上がり銘柄1086に対し値下がり銘柄2567と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は4、年初来安値更新銘柄は302でした。

ADA指数はマイナス28.6%となり、前日のマイナス21.2%から低下しました。25日移動平均線を割り込んだ保有株を売却したほか、新規の空売りを実行したためです。

 

<下手に手を出さない方がよさそう>
個別銘柄をみると、8月21日も高値を更新した銘柄は皆無でした。逆に、好決算により25日移動平均線を超えて上昇した銘柄が、次々と失速し、25日移動平均線を割り込んでしまっています。中には決算発表前よりも株価が下落しているものもあります。

とにかく上昇トレンドが続かないというのが実感で、25日移動平均線を超えた銘柄に下手に手を出しても、すぐ頭打ちになって25日移動平均線を割り込み、損切りとなってしまいます。

値上がり銘柄が1086あるにもかかわらず、年初来高値更新銘柄が4しかないということは、今の日本株には明確な上昇トレンドで上値を追い続ける銘柄が存在していない事実を表しています。つまり、下降トレンド途中で少し株価が戻っているだけの銘柄ばかりということです。

日経平均株価が小幅上昇にもかかわらず、年初来安値更新銘柄が300を超えるという、まさに詐欺相場が続いています。日経平均株価だけをみていては決して分かりませんが、今の日本株はボロボロです。

あまり下手に手を出すと、すぐに株価が値下がりして損切りの憂き目にあってしまうことがあまりにも多いです。
相場全体が上昇基調となり、個別銘柄のうちに上昇トレンドに転じる銘柄が日々増加するような局面になるまでは、できるだけ新規買いを控えたり、買うにしてもいつもより少ない数量にとどめるなど、「利益を出す」より「損を出さない」という守りの姿勢を重視した方がよさそうです。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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